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【SIMフリースマホと27日間世界一周 1】スマホを持ってひとり旅に出るのだっ!

2011年10月25日 18時00分更新

文● 中山智  編集●KONOSU

 旅行をするために仕事をしている、旅バカライター中山です。

 通常は仕事の合間を縫って、東南アジアなど近場を短期間でウロウロしているのですが、ふとスケジュールをみると、1ヵ月ほど空きが……。「1ヵ月もスケジュールに空きがあれば、地球をぐるっと回ってこれるんじゃね?」ということで、ここ数年温めていた世界一周へ行ってくることにしました。

 スケジュールに空きがあると言っても、まったく仕事がないわけではなく、週アスPLUSの連載(『Androidアプリレビュー』)などもあり、実際には“移動しながらボチボチ仕事をする”というスタイルになります。

 そういった状況で心強い旅のアイテムが“SIMフリー端末”です。

SIMフリー端末は合計3台
世界一周
↑『Xperia Play』と『iPhone4』、『iPad2 3G版』の3台を持って行くことにしました。

 ライター稼業の連絡手段というのは、基本的にメールやメッセンジャー。通話もIP電話サービスなどを使えば、海外からでも格安で行なえます。つまりスマートフォンさえあれば、日本に居なくとも仕事先とコミュニケーションが十分とれちゃうのです。

 ただしネックとなるのが通信費。日本のキャリアは海外定額ローミングサービスを提供していますが、さすがにそれを1ヵ月となると莫大な金額に……。

海外定額ローミングは高い!
世界一周
↑ドコモの場合1日あたり2980円なので、旅程の27日分だと、なんと8万460円! さすがに払えませーん!!

 そこでローミングサービスを使うのではなく、SIMフリー端末に現地キャリアのSIMを挿して、現地の通信料で格安にネットへの接続をしてしまおうというわけです。

 また、海外SIMの場合、テザリング対応のものが多いのもポイント。宿泊したホテル内の通信環境が悪い場合でも、テザリングが使えれば問題ないわけです。

 もちろん仕事以外にも、ツイッターへの投稿などプライベートなコミュニケーションにも使えるので、私の旅行に、SIMフリースマホは必須!

SIMフリースマホ以外のデジタルアイテム
世界一周
↑そのほかのもちもの。原稿書きに必須のノートPCをはじめ、連載用のSIMロックスマホ2台、飛行機でのヒマつぶし用の『PSP』と『ソニーリーダー』。

 ……ところで、世界一周旅行なんていうと、「金もってんな! リア充め!!」と思われるかもしれませんが、今回のフライトには、日常的にためにためまくった全日空のマイレージサービスを利用したので、チケット代は基本的に無料(ただし燃油サーチャージ代約8万円は別途支払い)なのです。

基本ルートはこんな感じ
世界一周
↑世界一周ですが必要マイル数と日数の関係で、オセアニアと南米は立ち寄れず、ちょっと残念。

 マイレージを使った基本ルートは

 羽田→バンコク(タイ)→ヨハネスブルグ(南アフリカ)→ミュンヘン(ドイツ)→ロンドン(イギリス)→ニューヨーク(アメリカ)→成田

という計27日間のスケジュールで組んでみました。滞在日数は均等ではなく、バンコクとミュンヘンが約9日間ずつ、ヨハネスブルグは6日間となっているので、そこを拠点にほかの国にも足を伸ばそうという計画です。

 というわけで、SIMフリー端末をもって世界一周旅行にスタート。次回は1ヵ国目タイに訪問です~!

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