週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

自分が勇者だったときを思い出す! 貴重な資料が目白押しの“ドラゴンクエスト展”

2011年10月07日 20時30分更新

 日本のRPGを代表する作品である『ドラゴンクエスト』が生まれて今年で25年。それを記念して、制作仕様書やキャラクター原画など、貴重な資料を集めた“ドラゴンクエスト展”が10月8日から東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されます。内覧会を覗いてきたので、その様子をどうぞ!

 入場して最初に手渡されるのが“冒険の書”。5つの謎が記されていて、会場の中にあるヒントを探しながら展示を楽しむ、という趣向です。ドラクエの世界を体感できるというわけですね。

ドラゴンクエスト展
冒険の書は4つの職業ごとに用意されているので、一緒に行った人と内容がかぶる、ということはなさそうです。

  いよいよ展示ゾーンへ。壁いっぱいに画面写真をはめ込んだシリーズ作品の紹介で、一気にドラクエの世界に入り込めます。

 
ドラゴンクエスト展
このコーナーでは各タイトルの鳥山明氏の手によるパッケージイラスト原画も展示。アップでの撮影は不可だったので、是非自分の目で確かめてください!
 制作資料を集めたコーナーは、企画書からゲームデザイン、プログラムと、製作段階順に展示されています。『DQⅠ』ではデータ量を圧縮するため、使用できるカタカナを20字だけ制限するなど、開発の苦労がうかがえるエピソードも。ゲーム好きの人にはじっくり時間をかけて見てほしいコーナーです。
 
ドラゴンクエスト展
堀井雄二氏の手による手書きの企画書を解説。ここからすべてが始まったんですねー。
ドラゴンクエスト展
もちろん制作資料の実物も展示していますが、こちらも接写は不可だったので、是非会場で!
ドラゴンクエスト展
PSでリリースされた『DQⅦ』では、企画書・仕様書がファイル58冊にものぼる大ボリュームに。ちなみに『DQⅠ』ではファイル1冊だったそうです。
ドラゴンクエスト展
堀井氏が描いたラフから鳥山氏がイラスト起こし、ドット絵になるまで。しかしこのラフからあのかわいいスライムが生まれるとは……。

 なんと自分の手であの“竜王”を倒すイベントも楽しめます。最初に渡された“冒険の書”の謎ともかかわってきますよ!

ドラゴンクエスト展
竜王はなんと実物大! 照明や音響も加わって、かなりの迫力です。
ドラゴンクエスト展
自分が選んだ職業に合った武器を選ぶのがポイントです。

 もちろん、物販コーナー“どうぐや”や、ゲームにちなんだ食事が楽しめる“ルイーダの酒場”も併設。ここに寄らないとドラクエ展は終わりませんよ!

ドラゴンクエスト展
“どうぐや”では、会場先行発売のグッズも用意。
ギガンテスのこんぼう
ドラゴンクエスト展
七面鳥のもも肉を使用。豪快にかじりつきたい。
スライム肉まん
ドラゴンクエスト展
コンビニで発売予定のスライム肉まんは水色でしたが、こちらは普通の肉まん寄り。
マドハンドのハヤシライス
ドラゴンクエスト展
この再現っぷりは見事! 8個ぐらい注文して横に並べたい。
女神の果実
ドラゴンクエスト展
『DQⅨ』の重要なアイテムがモチーフ。チリの“カリカ”というフルーツのバニラアイス添え。

 内覧会では、堀井雄二氏と展覧会のオフィシャルサポーターである麒麟が登場。特製のスライムケーキに入刀して展覧会の開幕を祝いました!

ドラゴンクエスト展
ドラゴンクエスト展
司会は、週刊アスキーの連載“パソコンが好きだ”でもおなじみのニッポン放送吉田尚記アナウンサー。35歳とバリバリのドラクエ世代。
ドラゴンクエスト展
堀井氏は「展示を見て、自分が勇者だったときを思い出してもらえたらうれしい」と、シリーズのファンに向けてメッセージ。
ドラゴンクエスト展
麒麟の2人は「小学生のときにプレーして、結婚とか、“ぱふぱふ”とか、大人の世界を味わえた」と思い出を披露。

 展示内容はかなり盛りだくさんで、すべてをじっくり見るにはかなりの時間がかかりそう。竜王を倒すイベントは、2回目以降だと特別な武器を使えるチャンスがあるということで、これは2回3回行っても損はなさそう!?


誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展

2011年10月8日~12月4日
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)

入館料 一般1800円、学生(高校・大学生)1300円、子供(4歳~中学生)800円

●関連サイト
誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展公式サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう