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【CEATEC2011】今年世界一になった国産スパコン『京』の実物はやっぱりすごかった

2011年10月05日 09時30分更新

 富士通ブースでは、今年世界トップに輝いたスーパーコンピューター『京』の実物を展示。毎秒10000000000000000(1京)回の計算処理性能! ゼロの数が多すぎてそれだけでもなんか凄い感じだ。

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 今年6月、世界のあらゆる猛者スパコンどもを蹴散らして、スパコン用ベンチマーク『LINPACK』で毎秒8162兆回の浮動小数点演算を達成。日本のスパコンで7年ぶりにTOP500ランキングトップに輝いたのがこの『京』なんです。

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↑今年6月のスパコンランキング。中国、米国が追い上げるなか、実効性能などダントツの数値でトップになったのが『京』。英語表記は“kei”じゃなくて“K”なのね。

 ちなみに、展示してあるラックは1台だけでしたが、2012年11月の供用運用開始時には800台を並べるとのこと。世界一獲得時は672台だったので、あと128台追加されたら、バ、バケモノ……か?

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↑ラック上部にCPUを搭載したシステムボード(1枚に8コアCPU×4プラス水冷ユニット)。中央に電源部、下部にI/Oシステムボードを搭載。『京』で自作PCでやってるようなCPUベンチソフトとか走らせたらどんな数値を叩きだすんだろう?
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↑システムボードには富士通が開発したCPU『SPARC64 VIIIfx』を搭載。水冷ユニットでCPUを冷やしている。

 より正確な気象予測や宇宙シミュレーション、心臓シミュレーターなどの医療技術の研究開発などに『京』の計算能力が活用されていくとのこと。宇宙の神秘が解明する日も近い?

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