2011年07月19日17時00分

【ABC2011夏】亀ロボ、あのアニメの飛行石、千葉ドロイドがラブ!! 一般参加ブース“バザール”が激アツ!

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 はい、どーも行ってきましたイッペイです。僕は日本Androidの会などの一般展示が行なわれた早稲田大学8号館を取材してきましたよ。

『Android Bazaar and Conference 2011 Summer』のテーマは“広がるAndroidの世界 -- 更なる発展を目指して”ということで、さまざまな分野の方々がアンドロイドへの最新の取り組みを披露。節電、微冷房で高まった校舎内の熱気がさらに増す発表ばかりでした。

 なかでも注目したのが『Auto Chasing Turtle』(自動追跡亀ロボット)。マイクロソフトの『Kinect』を組み込み、内蔵カメラとセンサーで人を認識し、識別可能範囲に人が入ると自動で近寄る超優秀なロボット。しかも、近づきすぎないようにある一定の距離より近くなると自動で後退もする。

『Kinect』を搭載する自動追跡亀ロボット
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↑自動で人に近づく亀型ロボット。なぜ亀型かというと移動が安定しているからとのこと。制作費用はKinectも含め15万円ほど。一番高くついたのはバッテリーだそうだ。
人を認識すると自動で近づく亀
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↑Kinectのカメラで人を認識し、仰角から人との距離を判断して近づきすぎないように距離をとる賢いやつ。
iPadにはVNCアプリ経由で映像を転送
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↑iPadにKinectカメラからの映像を転送できる。
裏側から見た亀ロボット
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↑亀ロボットは、『beagleboard』という基板とサーボ9基、バッテリー3つ、Kinectなどで構成され、“Linaro”とアンドロイドを利用して動かしている。

 開発者の新里祐教氏(SIProp Project)いわく、この亀ロボットは“DENSUKE project”の一環として開発したとのこと。DENSUKE projectとはペットロボット型インタフェースを用いたアンドロイドベースシステムのオープンプラットフォーム構想プロジェクト。と、なんのことやらですが、乱暴に説明すると、ペットロボットにジェスチャーなどで指示を出すと、部屋のクーラーや照明、液晶テレビなどの電源をオン・オフできたりするシステムです。僕的には、その延長線上にド〇えもんを想像してワクワクしました。いや、外観はドロイド君になるんでしょうけども……。
 

DENSUKE projectが開発のきっかけ
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↑“DENSUKE project”のプロジェクリーダーは昔なつかしソニー『AIBO』の父こと、大槻正氏だ。

 一般展示ブースでは、千葉県在住の僕としては見逃せなかったのが日本Androidの会千葉支部の展示ですよ。

千葉限定ドロイドTシャツ!
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↑会場にはドロイド君Tシャツをきた見た目からしてアンドロイド大好きっ子がたくさんいたが、彼らの気合の入り方は一線を画していた。
シールや缶バッヂも!
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↑このドロイド君はすべて千葉支部のオリジナルで、左から千葉県のマスコットキャラクター“チーバくん”、県花である“菜の花”、ピーナッツをモチーフにデザインしている。

 Tシャツからもわかるとおり、千葉支部からは並々ならぬアンドロイド魂を感じました。聞けば、まだ発足して3ヵ月とほかの支部よりも若い支部。しかしこの熱意! もちろん、この姿勢はアプリ開発にも注がれています。

 通勤時間に使うアプリでなにを開発したらいいか調査するために、メンバー全員で1ヵ月間、通勤時間に乗った車両でスマホユーザー数の調査を敢行。しかも、その調査をするためのアプリまで開発したというから驚きですよ。

通勤中にスマホのユーザー数を調査
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↑運行路線やスマホの種類、年代、男女など各種項目を記録する。
調査結果を情報共有してデータベース化
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↑普通にマーケティング調査会社に売れるのでは? と思わせる仕様だが、あくまでこのデータは彼らの次なるアプリ開発のため。どんな通勤中に便利に使えるアプリが出てくるか楽しみだ。

 続いては日本Androidの会横浜支部が開発した『横音ハンドベル』というアプリ。これは各音を画面のドロイド君1体ずつに割り当て、タッチで指定してスマホを振ると単音はもちろん、和音も出るというデジタルハンドベルだ。これ100人ぐらいで演奏したらスマホだけでちょっとしたオーケストラ並みになりそうで楽しそうです。

振るとハンドベルになる『横音ハンドベル』
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↑タッチするとドロイド君が手を挙げる仕様がかわいっ! 一番左のドロイド君のアイコンを押すとリセットされるのもよく利便性を考えているなー感心しました。

 横浜支部はロボットにも注力。某有名ロボットアニメのあれを模したロボットも展示されてました。頭の光センサーを隠されると、耳がパカッと開く動作がたまらんのですよ。

音声はぜひ高山みなみさんでお願いします
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↑『Arduino』とアンドロイドを利用した作品で名前は“耳パタ赤ハロ”(仮)。

 しかし、ジサトラメンバーとしては、スマホってのはいささか退屈なジャンルなんですが、そんな僕でもテンションぶちあがった展示がEee PC on the Android!! しかも、その横ではEee PC用とそのほかのPCにもアンドロイドをインストールできるCDを配布していた。これで夢の1万円アンドロイドPC自作とかできんじゃんと大興奮! 近いうちにやってみるのでぜひ期待してください。

Eee PCにクールなアンドロイドがイン!!
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↑こちらのEee PCは“Ubuntu”とアンドロイドのデュアルブート仕様。アンドロイドはSDカードに入っている。インストールはUSBメモリーからでも可能。

 それと取材していてとてもあったかい雰囲気でいいなーと感じたのが、よちよちAndroidサンデープログラミングの会。こちらは毎週日曜日に集まって初心者人にも優しくアプリの作り方を教えてくれるハートフルなコミュニティーだ。

3週間でアプリを開発しました!
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↑音声認識による時間指定と、手をかざすジェスチャー操作でアラームを止められる『アンタッチャブルタイマー』を開発したsakura_fishさんは、なんと会に通って3週間ではじめてアプリをつくったというから驚き。料理中などで手が濡れている状態でも便利に使えそうだ。
開発アプリがもりだくさん!
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↑スマホに知りたいことを話すだけ検索してくれる『検索デンワ』など、ユニークで便利なアプリがほかにも多数発表している。暖かくもアプリを量産している超優秀な会といった印象。僕もいつか門をたたくかも。

 大学のコミュニティーでは工学院大学金丸研究室の生徒が展示。アンドロイド入り『NetWalker』はUbuntu以上にハードとの相性が良く見えました。こちらでもロボットを『beagleboard』とアンドロイドを利用して動作デモを行なっており、理系大学生はやっぱりはんぱねー! と思いました。

シャープ『NetWalker』にもアンドロイドをイン!!
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↑デモではロボットカメラからの映像をリアルタイムで表示していた。
ドロイドロボ発進っ!!
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↑会も終盤になるにつれ調子が悪くなり、僕が観たときは2、3歩進むとこけてました。でもね、ロボットってのはそこがかわいいんじゃないかと、僕は思うんですよね。ぬへへ。

  一部で有名な、『 天空の城ラピュタ』で有名な飛行石をつくっちゃいました! というプロダクト。中央の塩ビパイプにレーザー光を照射する“飛行石”がセットされ、龍の巣の場所ならぬ“国際宇宙ステーション(ISS)”の位置をリアルタイムで指し示す、というもの。レーザー光を浮かび上がらせるためのドライアイスバケツがイカす! スクラッチにかかった費用は(端末などを除き)だいたい2万円くらいと意外に低コスト。
 ただし、軌道計算にはAmazonのクラウドを使うなど、力ワザでは済まない手のかかった部分も。アイデアと実行力の賜物ですね。

ABC2011 Summer バザール編
↑サーボモーターなどを使って、飛行石が指し示す方向を動的に制御。目に入ると危険なレベルには強力なレーザー光とのことですが、そのままでは見えないので上部のバケツに入れたドライアイスを使って可視化する仕組み。
ABC2011 Summer バザール編
↑飛行石の全システム構成図。軌道計算は家庭用PCレベルでは追いつかないらしく、Amazonのクラウドサービスを使って演算。その結果をを無線経由でAndroid端末が受け取り、マイコン基盤(Bluetooth対応のArduino)へとBluetoothで流す。実際に飛行石の動きを制御するのはArduinoの役割。どの機材も“自分の持つ普通の機能を使っている”だけなのに、複数機材を連携させることで結果として高度な動作を実現している。

 iPhoneユーザーの僕にとっては完全アウェーとなるはずだった取材ですが、楽しそうなアプリや今後の可能性をまんまと見せつけられ、そろそろアンドロイドとの2台持ちもいいかなーと考えさせられた1日でした。

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