週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

世界が待ってた! 極小デジタル一眼カメラ『PENTAX Q』発表会レポート

2011年06月23日 23時30分更新

「ペンタックスから小さいのが出る! 出る! 出るはず!」とは、ウワサになっていたものの、今日と言う日が来るまで信じられなかった人も多数のはず。だが、「あのペンタックスならやってくれる!」そんな期待に応えて登場したのが『PENTAX Q(キュー)』だ。

 

PENTAX_Q発表会
↑2児の親でもある、モデルの里織さんが持っているのが『PENTAX Q』。モデルさんが持つと、微妙に小さくない気がしますが世界最小です。

 最近、特にアツくなってきた小型デジタル一眼カメラの中でも、98(W)×31(D)×57.5(H)ミリという、とびきり小さいサイズ。標準ズームレンズを搭載しても約296グラムと、文句ナシの世界最小・最軽量機となった。ボディーは、“これぞカメラ!”という王道中の王道なデザイン。カラーは、ブラックとホワイトがある。

PENTAX_Q発表会
↑ボディーカラーはブラックとホワイト。センサー部などもすべて新規開発。

 1/2.3型と、コンパクト機に搭載してるものと同じサイズのCMOSセンサーを搭載。センサーのサイズにあわせて、マウント“Qマウント”も新規開発。小型化しながらも、“ボケ”や堅牢性の高いボディーなど、デジタル一眼カメラの良さを継承する。また、センサーは裏面照射型なため、高感度撮影での活躍が期待できそうだ。 

PENTAX_Q発表会
↑搭載する裏面照射型CMOSセンサー。サイズはコンパクト機と同様。

 レンズも同時に5本を発表。単焦点(キットへの同梱のみ)や標準ズーム(2万5000円前後)に加え、写真の周囲が暗くなる“トイカメラふう”の写真が撮れるレンズ(35ミリ換算35mmのワイドと100mmの2本)や、魚眼レンズもラインアップ。トイカメラは6000円ぐらい、魚眼レンズは1万円前後と、これまでのレンズではありえない価格設定も魅力。 

PENTAX_Q発表会
↑カンパニーカラーの赤に生える『PENTAX Q』。

「“小さくつくる”という伝統があり、そのDNAを受け継いだ製品」(ペンタックス)と、ペンタックス渾身の製品『PENTAX Q』は、同社のフィルム時代のコンパクトな名機『auto110(オート・ワンテン)』のエフェクト撮影モードも搭載。

PENTAX_Q発表会
↑ペンタックスの名機たち。中央正面の『PENTAX Q』の左奥すぐにあるのが『auto110』。

 会見でのトークショーに登壇したカメラマンのテラウチマサトさんは、ひと足先に『PENTAX Q』で試し撮りを敢行。『PENTAX Q』では、エフェクトの重ねがけができるが、「好きなエフェクトを掛け合わせるのがいい」とアドバイス。「こんなのも撮れるんだ!?」と撮影場所で見ている風景と、撮った写真の違いやデキの良さに驚いたという。

 公式サイトでは、その掛け合わせのシミュレーターを公開中。エフェクトには、ペンタックス独自のエフェクト“極彩”や“あでみやび”、“さくらほのか”なんてのもあるので、購入前に雰囲気を試してみよう!!

PENTAX_Q発表会
↑ペンタックスのデジタルフィルター/エフェクトのシミュレーター。画像クリックでシミュレーターにアクセス!!

PENTAX Q(近日発売予定)
PENTAX
PENTAX Q レンズキット 7万円前後(単焦点レンズ:35ミリ換算 47mm相当)
PENTAX Q ダブルレンズキット 9万円前後(単焦点レンズ、標準ズーム:35ミリ換算27.5~83mm相当)

※価格はすべて予想実売価格です。
 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう