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東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入

2011年06月16日 00時00分更新

電力消費量がアップする夏に向け、東芝はピーク時の電力消費をセーブする“電力ピークシフト機能”搭載『REGZA 19P2』を7月上旬に発売する。さらに今年度中には、待機電力抑えるレグザとレグザブルーレイの投入、ダイナブック全機種の電力ピークシフト機能対応など、節電支援に取り組んでいくという。

『REGZA 19P2』は、バッテリー駆動にシフトさせることでAC電源からの電力消費を抑える。さらに今年度中には、“待機電力ゼロW”という省エネ技術を生かしたレグザとレグザブルーレイを商品化予定だ。

エコチップロゴ
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入
エコチップ
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入

“待機電力ゼロW”の要となるのが“ecoチップ”。

エコチップ仕組み図
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入

新開発のecoチップを搭載することにより、待機時は“リレー”でAC電源を切断。 “大容量キャパシター”で、ecoチップのみを動作させることで待機電力ゼロ化を実現し、リモコン操作のみでACプラグを抜いたときと同等の効果があるとしている。

一方、従来のAV機器では、リモコン待機時にリモコン受信器やLEDインジケーター、マイクロコンピューターやその周辺回路等が動作しており、その消費電力は約0.04ワット。さらに電源回路の損失0.08ワットを加えて、常時約0.12ワット待機電力を消費しているという。

エコチップ搭載レグザ
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入
エコチップ搭載レグザブルーレイ
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入

ecoチップ搭載レグザおよびレグザブルーレイは今年度中をめどに製品化予定。※商品画像はイメージです。

スマホ用RZ節電リモ
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入
タブレット用RZ節電リモ
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入

既存製品への対応として、テレビの節電モードを自動コントロールするレグザ節電支援アプリ『RZ節電リモ』を無料配布を予定。ヤフージャパン提供の“電力使用状況メーター”を活用し、電力の使用状況に応じてタブレットやスマホでレグザの節電モードの自動調整が可能になる。

『RZ節電リモ』は7月中旬より、無償ダウンロードで提供予定。対応OSはAndroid、対応テレビは『レグザZG2』、『レグザZ2』、『レグザZP2』シリーズ。※画面はイメージです。予告なく画面や使用が変更となる場合があります。

ダイナブック
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入
電力ピークシフト設定
東芝が『レグザ』や『ダイナブック』に節電技術を投入

レグザとともにダイナブックにも節電技術を活かし、ダイナブック全機種で電力ピークシフト機能へ対応。

夏の電力不足はもちろん、今後、長期的にも東芝は、節電・省エネ技術の開発、デジタルAV製品をはじめとした製品への投入に取り組んでいくとしている。
 

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