毎月のようにGalaxyシリーズのラインナップを拡充しているサムスン電子。今回紹介する『Galaxy Pro』は縦型QWERTYキーボードを備えた端末で、価格も安く、文字を打ちまくりたい人には使いやすそうなスマホです。
小型の縦型QWERTYキーボード端末『Galaxy Pro』 |
Proという名前を聞くとビジネス向けというイメージがありますが、QWERTYキーボード搭載端末ならばProという名称をつけるのが他社も含めて最近の流行のようです。
ディスプレーは2.8インチのQVGAサイズ。ハイエンドというよりも手軽に利用するメッセンジャー的な位置づけの製品です。
Galaxy Proの本体サイズは108.6×66.7×10.7ミリと小ぶり。重量も103グラムと軽量です。『BlackBerry Bold 9700』よりやや大きめですが、そのぶんキーが大きく押しやすい感じがします。
『Galaxy S』より少し幅が広いのです |
『Galaxy S』と大きさを比較してみると、画面のサイズが大きく違うため小ぶりに感じるものの、実は横幅は若干広くなっています。
でも両手でキーボードを打つことを考えると、これくらいのサイズがあったほうがよいかもしれません。
背面は滑り止め仕上げ |
背面の電池カバーはメタリックな感じですがプラスチック製。表面処理により滑り止め効果もあります。
下部が膨らんでいるのもGalaxyシリーズではお馴染みのデザイン。カメラはオートフォーカスの3.15メガピクセル。カメラ周りにはなにも表示がないのが控えめな印象です。
改めて正面から見てみます |
ホームスクリーンは右側に4つのアイコンが固定されています。画面が横長なのでこのようなレイアウトになっているのでしょう。
また画面のすぐ下にはメニュー、ホーム、戻る、検索の4つのボタンがQWERTYキーボードとの間に配置されています。
キーボードを拡大 |
QWERTYキーボードは4段。記号や数字はAlt/Symキーを押しながら入力します。また上下左右キーがあるので、文字入力時などは画面にタッチしなくてもカーソル位置の移動が簡単です。
各キーの押しやすさにはこんな秘密が |
コンパクトなキーボードですが両手で持って使ってみると非常に使いやすくなっています。これは各キーの形状が中央から左右に向かって傾斜のある三角形の形状をしているから。
このため小さいキーボードながらも、隣のキーを押してしまうことがありません。
Android OSのバージョンは“2.2.2” |
Android OSのバージョンは“2.2.2”。テザリングが利用できるほか、サムスン電子のほかのスマホ同様スクリーンキャプチャー機能を標準搭載しています。
また本体を横向きにすると画面も縦位置表示に切り替わります。
スペックはハイエンド機種より劣りますが、サクサク入力できるキーボードは急ぎのつぶやきやらメールチェック利用には最適かもしれません。
海外でのお値段は、SIMロックフリー機をチェックすると、海外通販の“EXPANSYS”で2万9000円前後。サブ用にも気軽に買える価格ですね。日本では縦型QWERTYキーボードスマホというとBlackBerry以外に選択肢がないのですが、Galaxy Proのような製品もぜひ出てきてほしいものです。
著者および編集部は、技適マークの付いていない海外端末の“日本国内での使用”を勧めるものではありません。海外3G端末は日本国内では海外SIMカードを使用するなど、各国の法律に従って無線機器を利用しましょう。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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