2011年05月29日20時42分

Twitterがゲームになる!? 9leap開発キャンプ@仙台レポート

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少数ならではの特別訓練を仙台で実施!
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↑今回の仙台ワークショップは同日にほかの開発系イベントがいくつかあり、参加者は青森や会津若松の20代の学生さんや40代の会社員さんなどの3人にとどまった。しかし、少数ならではの濃い開発キャンプとなり、私もプログラミングに挑戦する機会が得られたのは幸運だった。

 25歳以下の学生が対象のゲーム開発コンテスト『9leap』のワークショップ『9leap Game Programming Camp @ SENDAI』が、5月28日(土)宮城県仙台市で開催された。本ワークショップは全国各地の都市で行なわれる予定となっており、仙台での開催は4月17日(日)の東京都新宿に続いて2回目となる。

修復が進む東北新幹線仙台駅ホーム
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↑今回の震災では、東北新幹線の仙台駅も天井がはがれるなど大きな被害を受けた。まだはがれ落ちた天井の外装は取り付けられていないが着実に修復されつつある。

 『9leap』に関しては週刊アスキーPLUSでも本誌でも何度か取り上げているが、学生プログラマーの育成を目的としており、ユビキタスエンターテインメント(以下、UEI)とディーツーコミュニケーションズが共催するゲーム開発コンテストだ。(コンテストは5月1日から8月31日までの前期と9月1日から12月31日までの後期に分けて開催。)

 今回のワークショップの中心となったのは、HTML5+JavaScriptとスクリプト言語“アトラスX”を使ったゲームづくり。UEI清水社長によると、ゲームプログラミングを通してコンピューターの最先端の技術を学べるとのこと。具体的にはゲームプログラミングで学べることとして以下の5つを挙げている。

1.ユーザーインターフェース
2.最適化
3.オブジェクト指向
4.マルチタスク
5.人口知能

ゲームプログラミングの有用性を語るUEI清水社長
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↑ワークショップのはじめに、UEI清水社長はプログラマーの育成になぜゲームプログラミングが有用かを解説した。

 特に一般的なウェブプログラミングでは、大抵の場合はプログラムを組むだけで動いてしまう場合が多く、“最適化”が学べないことが多い。対して、ゲームは快適に遊べないとストレスになるため、最適化に対する配慮が必要になる。

 また、ゲームプログラミングではマップやボスキャラなど、比較的わかりやすいオブジェクト化ができるため、オブジェクト指向を学ぶのにも最適だという。そして、「ゲームは周りの人を笑顔にできる」、「やっていて自分もおもしろい」というポイントも利点として挙げている。

ゲームをつくる手順は

1.テーマを決める
2.最小スペックを決める
3.つくる
4.遊ぶ
5.改善点を考えて2へ戻る
 

の5つで、特に4と5は重要である。名作と誉れ高い『エイジオブエンパイア』は1年近く、ベータテストして改良を重ねた末にできあがったという。

また、ゲームプログラミングで気をつけなければならない点として

・大作をつくろうとしない
・ないものねだりをしない
・10秒で楽しさがわかるように
・ルーターを複雑にしない
・オリジナルをつくろうとしない

を挙げている。最近は無料でできるゲームが多いため、すぐにおもしろさが実感できないと遊んでもらえないことが多いという。

●Twitter連携ゲームをつくる!

 事前説明の後は実際にゲームをつくるワークショップの時間となった。テーマは“Game with Twitter”、Twitterで遊ぶゲームをつくってみようということになった。

 しかし、経験者でなければHTML5+JavaScriptですぐにプログラムをつくるのは難しいため、UEIが活用するスクリプト言語“アトラスX”が配布された。“アトラスX”は前回の新宿のワークショップでも使われたが、今回はさらにTwitterと連携できる機能が追加されたカスタムバージョンだった。具体的には自分のフォロアー数やフォローしているユーザーのフォロアー数、つぶやきなどを呼び出して使うことが可能。

 なお、一般には6月1日から正式に配布されるとのことだ。“アトラスX”の特徴はあらかじめプログラム上で必要な関数の定義がされているため、ユーザーは必要最低限の簡単なプログラムでコードを書ける点だ。日本語に対応しており、見た目にわかりやすいコードを書くことができるので、初心者でも取り組みやすい。実際、JavaScriptはあまり経験がないという参加者でも5時間前後でゲームを形にしてた。

“アトラスX”を利用して書いたコード
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↑日本語による記述と複雑な関数定義を省くことで、見た目の構造が単純化されており、コードが書きやすい。

“アトラスX”の詳しい内容はこちら

●ライター シバタもつくってみた

 さて、自分でもこのアトラスXを使ってプログラムをつくってみることにした。とはいえ、どんなゲームにしてみるか。清水社長の仰るとおり、10秒で遊べる短いプログラミングがベストだろう。せっかくTwitterのフォロアーを参照できるのだから、これを活用しない手はない。

 そこで思いついたのが“診断系”の応用だ。「あなたを△△に例えると〇〇です」など名前を入れると、名前に応じた適当な回答が出てくるウェブゲームがある。

 パラメーター数値は自分をフォローしているフォロアーの数とランダムな数値を組み合わせてみた。ここで悩んだのが、何万人というフォロアーをもつ人もいれば、10人にも満たない人も居る。

 そこで、フォアローの数を対数関数で加工して丸めてから使ってみた。(数字の丸めについてスタッフの方に教えてもらった。)こうすることで、数万人のフォロアーをもつユーザーと数人のフォロアーしかもたないユーザーがギリギリのラインで戦うことができる。

 もちろん、フォロアーが多いほうがパラメーターは高めになる。まったく事前に準備がなく、何も考えていなかったが、5時間ぐらいで、ここまで形にできたのは驚きだ。ゲームプログラミングはある程度まともに動かすところまでもっていくのに時間がかかる。その間にプログラミングがめんどうになってくるのが常だ。しかし、これだけラクに動かせるとプログラミングが楽しくなる。

今回のワークショップでシバタがつくったゲーム“フォロアー無双!”
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↑タイトルからしてオリジナリティーの欠片もないが、5時間でここまでつくれたのはとても楽しい経験だった。

●参加者の作品

逆診断メーカー フォロワーをぶっとばせ
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↑ricktsukidaさんの作品その1 ↑ricktsukidaさんの作品その2
Twitter力 フォロワロワイアル
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↑oldcadieさんの作品 ↑akokuboさんの作品
最後に参加者とスタッフで記念撮影
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↑参加者が少ないこともあり、アットホームな感じの会となった。

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