海外市場でiPod touch対抗WiFi端末『Galaxy S WiFi 5.0』が出たよ！

2011年05月04日 12時00分更新

　スマートフォンのディスプレーサイズは4インチ前後のものが多くなっています。片手で持って操作することを考えるとこのサイズがベストなんでしょうね。でも多数の製品ラインアップを提供するメーカーからは他のディスプレーサイズのモデルも出ています。

　サムスン電子はフラッグシップモデルの『Galaxy S』を中心に、エントリー向けにより小型サイズのスマートフォンを出しています。例えば『Galaxy Ace』なんて手軽に使えるスマホとして意外と人気製品になっているんです。

　一方ディスプレーを大きくした製品としてタブレットでもGalaxy Tabのシリーズ展開がされる予定です。さらにGalaxy SとGalaxy Tabの間を埋める製品として、5インチディスプレーを搭載した『Galaxy S WiFi 5.0』が出てきました。


ちょっと大きい『Galaxy S WiFi 5.0』

　いやーサムスン電子、続々と何でも出してくるとは勢い止まんないなぁー。


韓国では『Galaxy Player 70』として販売中

　長ったらしい名前は製品特徴そのもので、“WiFi”とあるように3G機能は非搭載。ネットアクセスはWiFiだけとなります。また国によっては『Galaxy Player 70』として販売されています。

　今回入手したのも韓国で販売中のGalaxy Player 70。ディスプレー解像度は800×480ピクセルとGalaxy S同等。物理的にディスプレーが一回り大きくなってWiFiのみになったのが、Galaxy S WiFi 5.0／Galaxy Player 70なのです。


『Galaxy S』より確かに大きいぞ

　オリジナルのGalaxy Sと比較すると、本体サイズが大きくなっている以外には見た目の差はあまり無いようです。ディスプレーエリアをより広く使うためにメニューボタンはやや小さめになっています。


カメラフラッシュなど背面はだいぶ違います

　また背面のデザインを見ると、カメラにはLEDフラッシュが備わっていますし、下部に盛り上がり部分がないなどイメージはだいぶ異なります。ちなみに背面部分ははずれず電池の交換はできません。


コネクターは上下にいろいろ

　本体上部にはマイクロSDカードスロット、下部にはHDMI出力端子とマイクロUSB端子、3.5ミリヘッドフォンジャックがあります。このままHDMI出力できるのはうれしいですねぇ。そしてマイクもあるのでSkypeなどをインストールすれば音声通話も可能です。


メニューデザインはSとTabの合体型なのね

　さて5インチサイズになったということで、メニューのUIはどうなっているのでしょうか。縦スタイルではGalaxy Sと同様に下に4つのアイコンが固定されたスタイル。でも横にすると今度は右側に4つアイコンが固定されます。Galaxy SとGalaxy Tabのそれぞれのいいところを合体させた感じですが、これ結構使いやすいですよ。


5インチの大先輩『DELL Streak』と比較しちゃおう

　5インチのAndroid端末といえば、すでに『DELL Streak』が出ていますよね。Streakは“スマートフォン以上、タブレット未満”を目指した製品だけに他社のスマホと若干方向性が異なった製品。両者を比較するとStreakのほうが5インチディスプレーをより有効に使っているのがわかります。


解像度はやっぱり同じ！　……大きいっていいなぁ

　とはいえ解像度は同じですから、ブラウザーを起動してみれば表示されるWebページの内容は同等。どちらも細かい字も見やすく、5インチっていいですねぇー。

　7インチのタブレットのほうがさらに大きくて快適でしょうが、ポケットに手軽に入る大画面ということでは5インチのほうが実用的なサイズかもしれません。


韓国版はデジタルTVが乗っている！

　今回買った韓国版のGalaxy Player 70は韓国のモバイルTV“T-DMB”を内蔵しています。実は韓国で出ているGalaxy Sなど韓国メーカーのスマートフォンはこのT-DMBを搭載。なので日本で次に出るだろう『Galaxy S Ⅱ』がワンセグを搭載するだろう、と言われているのもT-DMBユニットを交換するだけで簡単だからでしょうね。