週アスPLUSの読者の方々は「スマートフォン無しではもう生きていけない」って人ばっかりだと思いますが(笑)、予備やサブ用途として単機能な携帯電話も時には便利ですよ。
今回は1万円で3G対応、しかもデザインの良いブランド携帯、さらに意外な機能が乗ってる楽しい端末を紹介しちゃいます。
このパッケージはいったい何? |
なんか卵のパッケージにも使われているような再生紙の箱。これが今回紹介する携帯電話のパッケージです。
コストは逆に上がっちゃいそうですが、メーカーによるとエコを考えてとのこと。実はこれ、スポーツメーカーのPUMAによる『PUMA Phone』っていう携帯電話なんです。
スマートフォンじゃないので大したことはできませんが、約1万円とお手ごろ価格なだけではなく便利で楽しい機能がたくさん詰まっているんですよ。
黒と赤で統一されたデザインがカッコイイ! |
パッケージを開けてみると小型フルタッチ端末のPUMA Phoneとアクセサリーが並んでいます。このうちアクセサリーは赤で統一され、PUMA Phoneも黒を基調に赤いラインが入るなど色使いがなかなかいい感じです。
このあたりはさすがヨーロッパはドイツのPUMAならではのセンスでしょうか。なお製造元はフランスのSagemです。
本体上部にはもちろんPUMAのロゴ |
PUMA Phoneの本体で最も目立つのがPUMAのロゴですね。他の携帯電話には無いオリジナリティーを感じることができるのではないでしょうか。
ディスプレーは2.8インチQVGA、カメラは320万画素。HSDPA対応、GPSやコンパス内蔵など、スペックはこのサイズを考えると十分でしょう。
電源投入もカッコイイ |
電源を入れてみましょう。まずは真っ赤なバックにコマンドラインのように文字が並んで出てくる演出がニクイ。「フツーの携帯電話じゃないんだよ」と主張しているようです。
そしてしばらくするとPUMAの名前の元でもあるピューマが「ガォー」っとアニメーションで表示されるんです(叫ばないけど)。なかなか凝ってますねぇ。
大胆でシンプルな待ち受け画面 |
起動後の画面はなんと、アイコンがふたつ! “封筒”がメッセージ(SMS)、“電話”は通話とわかりやすい!!
なおハートアイコン(PUMAコンテンツへアクセス)を出して3段表示にすることもできます。
それにしてもキャリア表示横の多重のマルが電波強度だったり、電池強度は待ち受け時に“HAPPY”と直接数字で表示されないあたりも面白いですね。
スマホのような操作性 |
画面の一番上はAndroidのように下にスライドさせて引き出すことができます。また画面右下をめくるとそこからメニューが出てきます。
普通のフルタッチ携帯電話だとせいぜいアイコンをタップするくらいの操作しかできませんが、PUMA PhoneのこのUIはスマートフォンっぽくて使いやすそうです。
待ち受けは3画面あります |
さて待ち受け画面は左右にスクロール可能で合計3つの画面が用意されています。どちらもアイコンを見れば大体のイメージはつかめるでしょう。アプリはスタンドアローン型とWebアプリ型があります。
充実のアプリ群もセンスいいんだなぁー |
内蔵アプリは電子コンパス、ストップウォッチ、速度メーターなど。主にスポーツに便利なアプリが多いのですが、エッグタイマーや、「誰にしようかな」とボトルを回転させて向きで決めるアプリなど、日常生活で便利なものも盛りだくさん。
しかもデザインセンスがよくてiPhoneアプリにも負けないようなカッコイイものが揃っています。PUMA Phoneを買って電話として使わず、これらのアプリだけを使うってのもいいかもしれません。
電池カバーは太陽電池! |
そしてPUMA Phone最大の特徴は電池カバーが太陽電池になっていること! 電源が無くとも太陽の光さえあれば充電できちゃいます。
もちろん室内でも蛍光灯に近づけるなどすればそこそこ充電できるようです。スペック上は太陽光下で10分の充電で数分、75分の充電で通話1時間が可能とのこと。
電源事情が不明な海外旅行にはなおさら便利な機能ですよ。
3G端末で1万円とはお買い得 |
PUMA Phoneの発売は実はもう1年前で、値段は399ユーロ(約4万8000円)もしました。ですが最近はそろそろ販売終焉なのか値下がりしており、筆者は今年2月にドイツで90ユーロ(約1万円)で購入しました。
これだけの機能があって1万円というのは通話用やお遊び、サブ用途に最適な気がします。なお発売はヨーロッパだけなのですが、海外通販サイト、EXPANSYSでも1万円ちょっとでまだ売ってます。うーん予備にもう1台買っちゃおうかな。
日本語非対応が残念だけどサブにいいかも |
3G対応でTV電話もできるので本当、サブに最適ですよね。でも残念ながら日本語には非対応なので通話と内蔵アプリの利用になっちゃうかな。
また技適マークが無いので日本国内では日本のSIMカードで利用できません。ですが以前紹介したように海外のプリペイドSIMカードを入れて日本で使っちゃうのもいいかも。
スペックは決して高くはないものの手軽に遊べて実用的なPUMA Phone。ヨーロッパで見かけたらぜひゲットしちゃってください。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局
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