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プロ魂炸裂! ミニ四駆カスタマイズ展『カーデザイナーにできること』開催中

2011年04月21日 21時27分更新

 各界で活躍するデザイナーが、本気で“ミニ四駆”をカスタマイズするイベント『カーデザイナーにできること』のプレ展示が、本日から24日(日)までタミヤ プラモデルファクトリー新橋店2Fにて開催中。入場料は無料。

カーデザイナー

 東北・関東大震災をうけ、自分たちのものづくりの力で何か力になれないだろうかと悩んだ結果、「本気でカッコイイカスタマイズカーをつくり、被災し今も辛い思いをしている子供たちを元気にしたい」という強い意思から始まった活動。発起人ツナグデザインの根津さんの呼びかけに賛同したデザイナーさんたちが、短い制作期間にも関わらず思い思いのカスタムミニ四駆を作成。今回は活動告知を兼ねた“プレ展示”とのことだそうです。“いい大人がつくった本気ホビー”と言われたら、いてもたってもいられず見に行ってきました!

カーデザイナー

UIデザイナー 須藤充晃氏の作品(手前中央)

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デザイナー/モデラー 岡濱豪氏の作品(Take Four design)

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カーボン・FRP造形・モデラー 岩堀翔太氏の作品(Hollyproduct)
車のボディをすべてカーボン素材で加工・制作したもので、これこそ一般人には不可能なワザ。

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モデラー/CGクリエイター 高山真治氏の作品 (スタジオタカヤマ)

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3DCGモデラー/イラストレーター 中野 博文 (ハイロン)氏の作品 (CYBERFACTORY-H)

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デザイナー 奥村忠夫氏の作品 (トヨタ自動車)
電池が不足している被災地に電池を届けたいといった思いからつくられたもの。走るとLEDが光る。

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発起人でもあるデザイナー根津孝太氏のデザイン(制作 : スタジオタカヤマ 高山真治氏) 
赤いキャノピーを太陽にみたて、光り輝く世界が訪れるイメージでデザインしたとのこと。

 作品は子供に遊んでもらうためにつくられているので、ほとんどが走行可能で、走行できないモデルも子供が喜ぶギミックが搭載されている。このほかにもユニークなカスタマイズカーが多く(2台のミニ四駆を組み合わせて1台にしたものとか、どの角度から見ても花にしか見えないのに走るとか)、一見普通に見えるミニ四駆でも、え、そんな組み合わせなの? といった驚きがあちこちにかくれている。時間があればぜひ、会場で細部までチェックしてほしい。

「僕たちができることはデザインすること。まず、子供たちが喜んでくれるような本気でカッコイイものをつくって、子供たちを元気にしよう。子供たちが喜んで笑ってくれることで、自然に大人も笑顔にしていければ」と根津さんは語る。国の許可が下り次第、地元の方たちと協力して被災地へおもむき、このカスタマイズされたミニ四駆で遊んでもらったり、避難所の子供たちのための展示会や工作教室を開催する予定。
 また、「避難所の子供たちがつくりあげた作品を持ち帰り、子供たちの作品として展示し、お互いが元気を与えあえるような大きな活動にしていきたい。被災地が元気になるまで、これから何年もかけて、徐々に作品を増やし、この活動を続けていきたい」と話してくれました。

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 この企画の目的は被災地での活動。日程が決まりしだい、公式サイトやブログにて即時お知らせしていくとのこと。
 応援しています!

『カーデザイナーにできること』
HPでは、ミニ四駆カスタマイズに参加してくれるクリエイターさんの募集だけでなく、制作代行してくれるボランティアの方、制作に必要な小型プラスドライバーやニッパーといった工具などの寄付・貸与をしてくださる方を受け付けております。のりものを専門とされていないクリエイターの方々の参加も大歓迎とのこと。詳しくはホームページをご確認ください。
http://mobilabo-cdd.blogspot.com/
http://www.mobilabo.net/cdd/


 

(4月25日17:00追記:作品は子供に遊んでもらうためにつくられているので、すべて走行可能と書きましたが、走らない車もあるため修正いたしました。訂正してお詫びいたします。)

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