【ベストバイ】東芝『レグザREGZA 42Z2』に俺、涙目

　東芝の新世代映像エンジン“CEVO”搭載機『レグザ REGZA 42Z2』。上級機ＣＥＬＬレグザの思想を受け継ぐ新エンジンは、従来機と比較して約3.4倍に高速化している。「といっても実感できるぐらいじゃないでしょ」と思いきや、ウチのリビングに鎮座するひとつ前世代の下位機種とは大違い。

　電源オンや番組表表示、スクロールもスイスイ。番組表はボタンを押してから表示までが約0.3秒と、時間を計測することすらバカらしくなるスピードっぷりだ。実売価格は写真の42インチで25万円前後（価格は4月17日編集部調べ）、ほかに47インチ（32万円前後）、37インチ（20万円前後）がある。

 

↑42インチタイプ。

　電源オン、で次に目についたのがメニュー。リモコン中央にある“レグザメニュー”を押すと、画面下にアイコンが並び、録画や映像配信など、ふだん使う上で呼び出しやすいメニューが並ぶ。メニューの動作もサクサク。

　もうここら辺で「ウチの（従来機）と比べてみるべー」という頭はなくなった。どうやっても勝てない。

↑新GUIの『レグザメニュー』。半透明でアイコン後ろには、映像が見える。アイコンの選択など動作はスイスイ。

　番組表示では、同社レコーダーに搭載していた、人気集計機能の“おすすめサービス”を初搭載。レグザユーザーが録画予約をしている、おすすめの番組がランキング表示される。

　これを使えば、単純に“人気がある→おもしろい”という構図で、おもしろいテレビ番組を見逃すこともなくなるほか、学校や勤務先で、テレビ番組の話題で盛り上がったときの話にもついていけるはずだ。

　この上位番組は、番組表表示の際に番組名横に王冠マークがつく。ふらっとテレビをつけて。「何見ようかなー」などと悩んでるときの番組選びにも役立ちそうだ。

↑ジャンルごとで人気番組をランキング。“おススメサービス”、ネーミングがストレートでいい。

　　画像処理技術“レゾリューションプラス”は第６世代となり、前後４つのフレームを参照して、さらなる超解像処理を実施するまでに進化した。また、これは前からある機能だが、映像ソースにあわせて処理をする“コンテンツモード”も進化。

　特に恩恵を受けそうなのがアニメ好きの方。アニメ映像特有の平坦部にあるノイズを軽減し、さらに超解像処理で前後フレームの比較、ノイズを確実に検出してくれるのだ。絵が密集した部分などに特に有効な印象だった。
 

↑映像関係の設定画面。ここにコンテンツモードがある。

↑コンテンツモードの選択画面。アニメ映像で比べてみたが、“オート”と“アニメモード”ではそれほど変わらず。なので、“オート”にしておくのが面倒くさくなくていいかも。

　録画機能では、地デジのトリプルチューナーを搭載し、W録＋地デジ視聴が可能。「この時間帯、王冠が3つある!!　どうしよう…」という、うれしい非常事態にも対応できる。さらに、USB HDDを接続しての録画機能では、最大4台同時接続が可能。

↑USB HDDは最大8台まで登録できる。テレビごとで管理しているため、会社で録ったHDDは、自宅のレグザでは見れませんでした。

　あと、箱の開封→設置するときに驚いたのが液晶部の薄さ。33ミリとあるが、もった感じは刃物のような鋭さ。47インチになると29ミリとさらに薄い、、、何度も運んだりすることはないから、あまり体感することもないだろうけど、これはかなり薄い。

↑付属のリモコンで、厚さ比較してみた。

　で、脚部は三日月型のアルミ製。これは見た目優先？　かと思いきや、結構ガッチリとホールド。設置してみると見えないオシャレ的な感じで好印象でした。
 

↑三日月をモチーフとした脚部。

↑入出力は向かって左背面にまとまってある。L時になっているので、挿しやすい＆ごちゃごちゃしなくていい。

↑リモコンはふつう。

　映像処理エンジンは、上級機種がもっていた東芝イズムを伝承しつつ画質もバッチリ。レスポンスもバツグン。録画機能も充実。おまけにスマホにアプリをダウンロードして、リモコン代わりにしたり、ネットワークから情報を入手したりできるクラウドサービス“レグザAppsコネクト”にも対応。選ぶときの重要ポイントでもある“画質・録画・ネット”で死角ナシ！　オールマイティーに使える1台だ。

『レグザ REGZA 42Z2』
●東芝
●http://www.toshiba.co.jp/regza/
実売価格　25万円前後