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シンセの名機『JUPITER-8』と同じ名前を冠した『JUPITER-80』が遂に出たっ!!!!

2011年04月13日 16時49分更新

 春爛漫な今日、ローランドにて新製品発表会が開催されました。毎回演出が凝っていて、エンターテインメント的な、そして楽器&音楽愛を感じる要素が多いのですが、今回も大充実。開始のカウントダウンから、ワクワク感は全開になってしまいました。早速その様子をレポートします。

 まずはデジタルレコーダー『MICRO BR BR-80』。

MICRO BR BR-80 photo1

 ギタリストのためのアイテムです。ステレオ録音が録りたいときに便利な、リニアPCM機能をもつ『Live Recモード』、8トラックの録音と2トラックの同時録音ができる『MTRモード』、好きな曲とセッションを味わえる『e-Bandモード』を装備。また手のひらサイズでポケットにもすっぽり入ります。しかも140グラムとコンパクトなフォルムが魅力。

MICRO BR BR-80 photo2

 ギタリストの山口和也氏がデモを行ない、「デモ制作に申しぶんなし。見やすい液晶で操作しやすく、すぐにパラメーターにアクセスできるのがいい。ステレオ録音にも対応。PCを経由せずにこれひとつですべてができるので、新たなスタンダードアイテムになりそう」と使用した感想を語ってくれました。6月発売予定です。

 続いて、USBオーディオインターフェース『QUAD-CAPTURE』。

QUAD-CAPTURE

 最大2.4ビット、192KHzに対応。アナログ入出力部分に高品位マイク・プリアンプ『VS STREAMING』を搭載し、透明感があってノイズのないサウンドを再現可能。また、入力レベルを自動で設定する『オート・センス』機能を搭載します。こちらは5月下旬発売予定です。
 

 そして今回、個人的に超おススメなのがマイク付属のポータブルアンプ『BA-55』。

BA-55 photo1

 1台で60~80人クラスのホールなどで使えます。出力は20W、Max SPL108dBの大迫力サウンド!! 電池でも駆動し、6時間使用できます。縦に設置した場合は、内蔵スピーカーがモノラル出力となり、学校の朝礼だとか、イベントなどで声がよく響くようになっています。また、横に設置すると、自動でフィルタリングが変化して音楽再生に最適なステレオ出力に。ライブやイベントなどで重宝するはずです。つまり、1台で2役ということ! しかも、音楽プレーヤーを接続すればカラオケも可能。また、チャイム機能も搭載し、スピーチなどを始める前に注意をひくことができます。カラーはブラックとホワイトの2色。学校や企業などでかなり活躍するはずです。発表会では坂本彩さんが1曲披露してくれました。発売はブラックが7月上旬、ホワイトが8月下旬発売予定です。
 

BA-55 photo2

 そして、今回の最大の目玉と言っても過言ではない真打! あの1981年発売のポリフォニックシンセの名機『JUPITER-8』と同じ名前を冠した『JUPITER-80』!!!!!!!!!

JUPITER-80 photo2

 『SuperNATURAL』音色を全音色に搭載し、美しく自然で豊かなサウンドで演奏が可能。鍵盤のタッチの仕方で音色が変化し、さまざまな表現ができます。また、フロント部分のTFTカラー・タッチ・スクリーンや、LEDメーターつきのスライダーなど、ライブの現場で活躍できる仕様となっています。見た目がとにかく美しくてカッコいい!
 

JUPITER-80 ptoto3

 デモを行なったアレンジャー/キーボディストの篠田元一さんは「生き物のような楽器です。名機JUPITERが出てから、この名前が出てくるのはそれ以来ですよね、昔の名機をモデリングして再現したのではなく、まったくの別物。圧倒的な存在感でこの時代に投げかけた製品と思います。弾き手によって魅力がどんどん変化していくなど、非常に魅力があります。しかも、ステージで何台もキーボードを並べる必要がなく、1台ですべてがまかなえる。本当に“使える”楽器だと思います」と語ってくれました。6月下旬発売予定です。

 なお、デジタルピアノ『FP-4F』も同時に発表されました。こちらは7月下旬発売予定です。

FP-4F

また、別会場では、バッテリー駆動のアンプをズラリと展示。思わず個人的に学生時代にバンドをやっていた頃を思い出し、かなりわくわくしてしまいました。

BATTERY POWERED

 春は何かを始めたくなる季節!! お気に入りの楽器を手に入れて、音楽を奏でてみてはいかがでしょうか!!
 

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