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キヤノンが5000万円のインクジェットプリンターを発売

2011年02月15日 17時51分更新

 おもに個人ユーザー用のインクジェットプリンターを開発してきたキヤノン。これまで培ってきたインクジェット技術を発展させ、新規事業として業務用の写真プリンターを開発しました。

DreamLabo 5000メイン

業務用インクジェットプリンター
『DreamLabo 5000』
2011年9月より発売
価格 5250万円(税込)

 最大の特徴は、コンシューマー用のインクジェットプリンターでも採用している高密度プリントヘッド技術“FINE”(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)を応用した、305ミリ幅のプリントヘッドを搭載した点。
 用紙の上でプリントヘッドを何度も動かす一般的なインクジェットプリンターとは異なり、プリントヘッドを固定したまま、用紙をヘッドの下に一度通すことで印刷する“ワンパス印刷”を採用しています。
 

DreamLabo 5000ワンパス
プリントヘッドの下を用紙が通る間に7色のインクを一気に吐出して、高速で印刷。

 これにより印刷が高速になり、L判写真で1分間44枚、自動両面印刷機能を使用してA4サイズのフォトアルバム1冊20ページぶんを約72秒で印刷できます。

 

 インクは、CMYKにフォトシアン、フォトマゼンタ、グレーの3色を加えた7色構成。3色の追加により、特にハイライト部の階調が滑らかに。
また、グレーインクによってカラーバランスのズレがなく色表現が安定するそう。再現できる色域は銀塩より広くなります。
 

DreamLabo 5000インク
左に見えるのが7色のインクカートリッジ。右に見えるのはインクを途中で貯めておく“バッファータンク”。バッファーを設けることで、印刷を継続したままインクタンクの交換が可能。

 写真だけでなく文字の精細さもウリ。細かい文字も鮮明でにじみが少なく、3ポイントの極小サイズでも判別できました。文字入りのオンデマンド印刷にも適しています。

 DPEや年賀状などのフォトカート印刷、アルバムなどを製作する市場では、今後は特にフォトブックやフォトアルバムの分野の成長が見込まれるのだそうです。
 写真のプリントって自分でもできるけれど、『DreamLabo 5000』のような高品質のプリンターで出すとすっごい美人に見えるかも~!? とワクワクしちゃいます!
 

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