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スーパーボウル XLV (6) will.i.amは NFL を目指していた!? ブラック・アイド・ピーズがハーフタイムに登場

2011年02月05日 02時41分更新

 ハーフタイムショーの豪華さでも知られるスーパーボウル。過去にはマイケル・ジャクソンやローリングストーンズが出演したハーフタイムショーに今回、人気グループのブラック・アイド・ピーズが登場します。その記者会見の模様をお届けしましょう。

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記者会見場に勢ぞろいしたブラック・アイド・ピーズ。グラミー賞3度受賞、26週連続で全米1位などの記録をもつ大人気グループだ。

実は NFL に入りたかった?

 ブラック・アイド・ピーズは大ヒット曲の『アイ・ガッタ・フィーリング』や『ブン・ブン・パウ』で日本でもおなじみ。彼らの名前を聞いたことがない人でも、曲のフレーズを聴けば「ああ、この曲か」と思うはずです。

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タブー
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ファーギー
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ウィル・アイ・アム
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アップル・デ・アップ

 彼らのハーフタイムショー出演が決まったとき、ウィル・アイ・アムは「オレが一家で初めてスーパーボウルに出場するんだ」とご機嫌でした。実は彼の叔父はファルコンズとラムズで RB として6年間活躍したリン・ケイン氏。子どものころからフットボールとは縁が深かったのです。

 しかもウィル・アイ・アムはロサンゼルスの名門高校の出身で、脳震とうを起こすまではテイルバックとしてプレーしており、NFL 入りも夢見ていたとか。また本人はドルフィンズのファンで、2年前にはドルフィンズのトライアウトを受けたいと発言したこともあるそうです。

 今回のハーフタイムショー出演に関しては、ニューヨークの NFL オフィスを訪ねてミーティングをもったことも明かしました。その場に自分の PC をもち込み、デモを聴かせたそうで、それが出演決定の要因になったかもしれないと語っていました。

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会見の途中でサングラスを外したウィル・アイ・アム。ギョロ目なところがスティーラーズ HC のマイク・トムリンに似ている!?

 タブー( Taboo )はジェッツのマーク・サンチェスのファンだとか。タブーはヒスパニックとネイティブ・アメリカンの血を受け継いでおり、同じくヒスパニック系として知られるサンチェスが気になっているようです。ちなみに今回の質疑応答は、メキシコのメディアによるスペイン語での質問で始まりました。

 紅一点のファーギー( Fergie )は、ロサンゼルス近郊で生まれ育ったことから、'82~'94年にLAをホームとしていたレイダーズが好きだったようです。

 今回の記者会見ではファーギーへの質問が多く、「最もホットな瞬間は?」との質問には、「ワークアウトで汗びっしょりになったときよ」と、セクシーな声で答えていましたよ。

 ウィル・アイ・アムとともに結成メンバーであるアップル・デ・アップ( apl.de.ap )は、当初はあまりしゃべっていませんでしたが、途中でやおら立ち上がり、自分の後頭部を披露。そこにはなんと「 B.E.P. / XLV 」という剃りこみが! スーパーボウル出場に向け気合いが入っているところを示してくれました。

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いきなり立ち上がって後ろを向いたアップ。
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その後頭部には気合いが入った剃りこみが!

 ところで今回の記者会見には、フットボールメディアのみならず、エンターテイメント系のメディアも多く詰めかけました。記者からは「 スラッシュが加入するという噂があるが? 」との質問も。このスラッシュとは、かつてガンズ・アンド・ローゼスで活躍したギタリストのことです。

 しかし、NFL の世界で“スラッシュ”と言えば、スティーラーズの QB として活躍したコーデル・スチュワートを指します。彼は QB のほか RB や WR、さらにはパンターまで務め、ポジション表示が「 QB/RB/WR/P 」となっていたことから、スラッシュの異名をとっていました。

 そんな事情を知ってか知らずか、進行役の NFL スタッフは質問した記者に対し「 そのスラッシュとはコーデル・スチュワートのことですか? 」と確認。もしかしたら単なるボケやジョークだったのかもしれませんが、誰も笑うことなく流されていました。

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半分以上の質問を集めていたファーギー。脱退のうわさもあることから、エンターテイメント系メディアの注目が大きかったようだ。

 彼らの曲はいまや、各スタジアムで観客を盛り上げるときに使われています。これに関しては「大いに名誉なこと」とウィル・アイ・アムもニンマリ。今回のハーフタイムショーでも、カウボーイズスタジアムをダンスホールに変えてくれることは間違いありません。

 しかもウィル・アイ・アムはショーの最中に、ツイッターをライブ更新したいとの意欲を見せました。彼がスマートフォンを手に取るシーンもぜひ、見てみたいものです。

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最後バッチリとポーズを決めてくれた。
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