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スーパーボウル XLV (3) 開催地ダラスに降雪、フライトも欠航に

2011年02月02日 13時46分更新

 テキサス州ダラスにて2月6日に開催される第45回スーパーボウル。テキサス州は南側でメキシコと接しており、暑い州というイメージも強いはず。そのダラスがなんと、20 年ぶりという寒波に襲われています。

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雪に覆われるカウボーイズスタジアム。実は昨年もダラスはけっこうな降雪に見舞われた。

 2月1日の最高気温は零下6度ほど。なんと、“フローズン・ツンドラ”の異名で知られる厳寒のグリーンベイより、気温が低かったのです。パッカーズ NT の B.J ラジは、「朝起きたとき、まだグリーンベイにいるのかと思った」と、その寒さを説明していました。

 これからダラスに来る人にとって、悪天候は大問題です。先に現地入りしている他の日本メディア関係者からは、「路面がアイスバーンになっている場所が多く、みなノロノロ運転」との報告がありました。

 また、現地のダラス・フォートワース空港は1日、滑走路の路面がアイスバーン状態になったことから数時間にわたって閉鎖。数百便が欠航しました。この日は学校も休みになったそうです。

 さらに問題なのは、中西部~東部を襲っている寒波です。国際線も数多く発着するシカゴ・オヘア空港は、1日の夕方以降は完全に閉鎖。全米では実に 4800 便が欠航とのことでした。

 この影響をもろにかぶったのが、実は週アス。シカゴ経由でダラス入りする予定だったのですが、空港に着いた時点で欠航を知ったという状況です。幸い、後続のLA経由便に振り替えてもらうことができましたが、11時の出発が16時半になったため、5時間以上も時間をつぶすハメになってしまいました。

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シカゴ便の欠航を案内するANAのウェブサイト。ただ搭乗前日にインターネットチェックインした段階では、とくに遅延や欠航の情報は案内されなかった。

 でも大丈夫。こんなときのために(?)、編集部カゲは『ワイヤレス・ゲート』に加入していたのです。成田空港の Wi-Fi サービスではワイヤレス・ゲートが利用できるので、ウェブ環境はバッチリ。先に現地入りした取材仲間にも連絡が付き、空港まで迎えに来てもらえることになりました。

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“ワイヤレス ネットワーク接続”を立ち上げると“NRT-AIRPORT”が見つかった。成田空港が提供している無線LANサービスだ。
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同サービスでは、その場で料金を支払う有料サービスに加え、ローミングにより各種の接続サービスが利用できる。
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今回は『ワイヤレス・ゲート』を選択。月額380円で使い放題の“ヨドバシカメラ・オリジナルプラン”に加入しているのが、この緊急時に大いに役立った。

 なお2月6日の試合当日に関しては天気予報は晴れ、最高気温 10 度と予想されています。2日にカウボーイズスタジアムで開催された選手インタビューも、開閉式の屋根を占めたうえで定刻どおりに行なわれました。NFL のロジャー・グッデル コミッショナーは、寒さや雪はさほどの問題にならないだろうと発言しています。

 ちなみに、2000 年1月に開催された第34回スーパーボウルでは、めったに雪の降らないアトランタが豪雪に見舞われ、交通がマヒ。そのためチケットブローカーが大量の在庫を抱えてしまい、普段なら安くても 1500 ドル以上はするチケットがほぼ定価で入手できたそうです。

 今回は、週末は好天になると予想されているためそれほどひどいことにはならなそうですが、現地ダラスは大丈夫でも、グリーンベイやピッツバーグのファンが、地元の空港から出発できないという可能性は否定できません。週末はぜひ、全米で好天になってほしいものです。

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パッカーズのQBアーロン・ロジャーズ。厳寒地のプレーに慣れているため、今回の荒天もプラスとなるか? Photo : Makoto Sato
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