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CES2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介! その1(ソニー、パナソニック 編)

ラスベガスで開催される世界最大級の国際家電ショーと新製品をレポ!
週アスPLUS:CES 2011 最強特集

 CES 2011では、各社が最新ビデオムービーやデジカメを多数発表し、展示・デモを行っていた。ここでは、その中から3D撮影対応のビデオムービーや、最新デジカメなど、注目の製品を紹介しよう。ちなみに、紹介する製品は全て北米で発表されたもので、日本での発売時期や価格は未定となっている。

ソニー

■HDR-TD10

 ソニーブースでは、3D対応ハンディカムや、コンパクトデジカメ『CyberShot』シリーズ新モデルを一挙展示。中でも注目なのは、3Dビデオカメラの『HDR-TD10』。レンズを2個搭載するだけでなく、撮像素子のExmor Rも2個搭載し、左右の目に対応するフルHD映像を独立して撮影できるという本格的な仕様を実現。また、5.1チャンネル録音に対応したマイクも搭載している。他のハンディカムに比べると大柄なボディだが、レンズや撮像素子を2系統搭載している割にはボディは十分にコンパクト。北米で2011年4月に発売が予定されており、価格は1,500ドルだ。

CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!
CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!

 

■HDR-PJシリーズ

 プロジェクター機能を内蔵するハンディカム『HDR-PJ』シリーズも登場。液晶パネル部の裏側に小型のプロジェクターを内蔵しており、壁などに撮影した映像を投影再生できる。プロジェクターの解像度は640×360ドットで、最大で60インチ程度のサイズで投影可能としている。撮像素子はExmor Rで、もちろんフルHD撮影に対応。会場では、220GBのHDDを内蔵する『HDR-PJ50V』と、16GBのフラッシュメモリ内蔵の『HDR-PJ10』が展示されていた。北米価格は、HDR-PJ50Vが1,000ドル、HDR-PJ10が700ドルで、2011年3月発売予定だ。

CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!
CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!

 

■HDR-CX700CV

 『HDR-CX700CV』は、2D撮影のフラッグシップモデルだ。撮像素子に12MピクセルのExmore Rを採用し、1,080・60pの撮影や、24pでの撮影に対応。光学ズームは10倍。本体に96GBのフラッシュメモリが内蔵されており、最大40時間の撮影が可能。レンズ部には専用のレンズフードが取り付け可能で、フラッグシップモデルらしい仕様が実現されている。北米価格は1,300ドルで、2011年3月発売予定だ。

CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!

 

■HDR-CX130

 こちらは、フルHD撮影に対応する低価格モデル『HDR-CX130』。撮像素子はExmor Rで、暗い場所での撮影もバッチリ。光学ズームは30倍。記録媒体はメモリースティックPro DuoまたはSD/SDHC/SDXCを利用。北米価格は450ドルで、2011年3月発売予定だ。

CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!

 

■MHS-FS3

 モバイルHDスナップカメラ『broggie』の新モデル『MHS-FS3』も発表された。特徴は、なんといっても3D撮影に対応している点だ。レンズと撮像素子を2個ずつ搭載しており、1,080・30pの3D動画を撮影できる。ただし、動画形式はサイドバイサイドとなる。レンズは光学ズーム機構を備えておらず、デジタルズームのみが利用可能。また、内蔵メモリは4GBで、最大4時間の撮影が可能とされている。ボディは従来のbloggie同様手のひらにのるコンパクトさを継承しており、こちらもかなり注目されそうな予感だ。北米での販売価格は250ドルで、2011年4月発売予定だ。

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■DSC-HX7V

 次に、Cybershotの注目機種『DSC-HX7V』だ。大ヒットコンデジ『DSC-HX5V』の後継モデルで、撮像素子の裏面照射CMOS”Exmor R”はもちろん継続採用で、1620万画素へと画素数が増えた。光学ズームは25mm~250mm相当の10倍ズーム、GPSや電子コンパス内蔵といった点はDSC-HX5Vと同じだが、背面の液晶ディスプレーが921,600ドットの3インチXtraFine TFT液晶へと強化されている。北米での販売価格は300ドルで、2011年3月発売予定だ。

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■DSC-TX100V

 こちらは、1,080・60pでのフルHD動画撮影をサポートした『DSC-TX100V』。コンパクトデジカメながら、ビデオムービー顔負けのHD動画撮影が可能となっている点が最大の特徴だ。背面のディスプレーは3.5インチの有機ELで、タッチパネルも搭載。レンズは4倍ズームで、レンズカバーを上下にスライドさせることで電源のON/OFFが可能。厚さ17.8mmと非常に薄いボディも特徴だ。北米での販売価格は380ドルで、2011年3月発売予定だ。

CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!
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■業務用3Dカメラ

 ソニーブースでは、業務用の3Dカメラも展示。1月22日から公開予定の映画『グリーンホーネット』で実際に利用された3D撮影システムや、『Inter BEE2010』で参考展示された3Dショルダーカムコーダーと同等のものが展示されていた。特に、グリーンホーネットの撮影で利用された3D撮影システムは、来場者が実際に操作できたこともあって、興味を示す来場者がかなり多く、常に人だかりとなっていた。

CES 2011:注目の3Dムービーや最新デジカメを一挙紹介!
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パナソニック

■HDC-TM900

 パナソニックは、大型テレビ『VIERA』シリーズを中心とした3D映像を大々的にアピールし、3D対応ビデオムービーやデジタルカメラを含め、多数の新製品を展示。その中で、ハンディタイプのムービーカメラとしてハイエンドモデルとなるのが『HDC-TM900』だ。3Dコンバージョンレンズ『VW-CLT1』を取り付けることで3D撮影が行える。253万画素のCMOSを3枚搭載搭載する3MOSセンサーを搭載し、1080・60p動画が撮影できる。32GBの内蔵メモリーを搭載しており、SD/SDHC/SDXCも利用可能だ。発売時期および価格は未定。

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■AG-3DA1

 業務用のハンディ3Dカメラ『AG-3DA1』も展示されていた。こちらは、民生用とは異なり、2系統のレンズと撮像素子、映像処理エンジンが搭載されており、左右の目に相当する映像を別々にフルHDクオリティで撮影できる。こちらは既に発表済みの製品ではあるが、コンパクトながら本格的な3D撮影が可能ということもあり、かなり注目を集めていた。

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■DMC-FH27

  コンパクトデジカメ『LUMIX』の新モデルも多数登場。その中でも注目されるのが『DMC-FH27』だ。光学8倍ズームのLEICA DCレンズを搭載する、スリムボディの製品だ。背面には23万ドットの3インチ液晶が搭載され、タッチ操作にも対応。撮像素子は有効画素数1,610万画素の1/2.33インチCCDを採用している。発売時期および価格は未定。

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■DMC-FP7

 こちらは、スライド方式のレンズカバーを備える薄型コンパクトデジカメ『DMC-FP7』だ。本体の厚さが18.2mmと非常に薄く、レンズ前面にスライド式カバーを採用している点は従来モデル同様だが、曲線を採用したデザインとなり印象が変わっている。撮像素子は有効画素数1,610万画素の1/2.33インチCCDを採用。背面の液晶ディスプレーは3.5型で、タッチ操作にも対応している。こちらも発売時期および価格は未定だ。

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■LUMIX GH2を本格的なムービーカメラにするキット

 最後に、デジタル一眼カメラ『LUMIX GH2』に、本格的なムービーカメラとして利用するキットを装着したデモの様子を紹介しておこう。パナソニックの純正キットではないが、大型のツァイスレンズやレンズフード、大型液晶モニターなどが取り付けられたGH2は、もはやデジタル一眼カメラには見えなくなっている。プロ用途を想定したものと思われるが、GH2を利用したHD動画撮影に興味のあるハイエンドアマチュア層にも注目のキットと言える。

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