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iPhoneマイクで音をひろってデータを呼びだすっ! YAMAHAのデジタルサイネージを体験‐CEATEC JAPAN 2010‐

2010年10月05日 13時11分更新

 楽器や音響機器でおなじみのヤマハは、“音”を引き金にウェブ経由で情報を取得して表示する『サウンドサイネージ』を展示していました。

音に反応して解説を表示
ceatec2010
↑画面で演奏をしているミュージシャンのプロフィールがiPhoneに表示される

 このシステムは、映像や音楽にあわせて人にはほとんど聞こえない“音”を流し、その“音”にデジタルデータをのせています。その音をiPhoneのマイクで拾うとデータが受信でき、専用アプリでさまざまなデータを表示できるというしくみです。

iPhoneのマイクで音をひろう
ceatec2010
↑実際は写真ほど端末を近づける必要はない。少しさわがしい場所でも音量を上げれば10メートルほどの距離でも通信が可能。

 デモでは、ミュージシャンが演奏する映像を表示。データを送信する音は18kHzと高音で、まったく聞こえませんでした。しかし、iPhoneのマイクをスピーカーに向けるとちゃんとデータを取得して、ミュージシャンのプロフィールを表示しています。

ミクのスタンプラリーも!!
ceatec2010
↑会場では“INFOSOUND”を出すミクのポスターを設置。このデータをiPhoneで受け取ると“スタンプラリー”に参加できる。

 なお、専用アプリは現在iTunesストアで無料公開中。街中でのデモも「年内には行ないたい」とのこと。

 会場のスタンプラリーのような使い方以外にも、博物館のナビやお店のクーポンなど幅広い用途に活用できそうです。街中にマイクを向けたくなっちゃいますね。

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