八王子市夢美術館にて『押井守と映像の魔術師たち』が開催中! というわけで、中央線で行ってきました八王子! 展覧会の模様をワタクシ相川がレポートいたします。
本展覧会は押井監督みずから監修ということで、内容の濃さは相当なもの。会場に入ってすぐ横に「もう二度とできません。お楽しみください」という監督からのメッセージがあるほどです。展示は立体造形物をメインに据えた内容となっており、監督が世界観を共有し映像にする魔術師、いわゆるスタッフとのやりとりも垣間見ることができます。また、実際に撮影で使われた小物も展示されており、『アヴァロン』撮影時に打ち抜いたマイクなどマニア心をくすぐる一品などもございました。
『イノセンス』、『攻殻機動隊』、『鉄人28号(舞台劇)』、『天使の卵』そして『スカイクロラ』に『アヴァロン』。アニメーションから実写まで幅広く手掛ける押井監督の世界観が堪能できると同時に、もうひとつの目玉、未発表作品の展示もあります。ここだけでしか鑑賞することができない展示物は会場の奥に! ファン必見です! これら未発表の展示のために足を運んでいる映像関係者も多いそな……。
また、今回の展示で、もうひとつ重要な点。押井監督作品好きならば必ず知っている“犬” と監督の関係がはっきりします! 『イノセンス』のバセットのぬいぐるみには肋骨が入っていることや、ポスターラフの指示書の目線になども細かい支持が……。『狗犬』やパネルのひとつにしても、愛が溢れていることが感じられるはず。
押井監督の映画制作の出発点というべき造形愛を間近に感じる絶好の機会。多くの方にぜひ、足を運んででみていただきたいです!!
押井守と映像の魔術師たち
八王子市夢美術館
一般500円 ※9月5日(日)まで開催
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