『ＭＭ９』を７日、関東圏で確実に観る方法！

2010年07月03日 00時00分更新

樋口真嗣監督初のテレビドラマ
『MM9-MONSTER MAGNITUDE-』が、
7月7日（水）深夜25時半からMBS系列にて放送されます。

関東圏の方は7月10日（土）27時からのBS-TBS放送分をチェックですよ。

え、BS放送など映らない？
そもそも家にテレビがない？

iPadがあれば大丈夫です！！！

ジャーン。
こちらが無料のMM9視聴専用iPadアプリ（を持っている樋口総監督）。

樋口さん自らがデザインを担当されているだけあって、インターフェースが間違いなくカッコイイ。眺めているだけで軽くテンションが上がる仕上がりです。

アプリは１話１アプリ（全13話）のダウンロード形式。放送1日前から手に入れることができ、容量は200MBほど。放送前はMM9の番組宣伝映像が流れるのみですが、放送開始時刻（7日）と同時に本編が再生可能になります。巻き戻しや一時停止、繰り返しなど自由にできますが（放送と同時再生中の早送りはもちろん無理ですよ）、次のテレビ放送が始まると同時に観られなくなります（もともと暗号化されたファイルを内蔵していて、アプリを立ち上げると自動的にサーバーにアクセスして暗号が解除される仕組み）。

画面下にはtwitter投稿エリアがあり、ドラマを観ながらのツイートが可能です。ただしネタバレを避けるため、アプリ上に常時TLを表示するかどうかは検討中だそうです。（投稿時間の情報を集めて、時系列で表示する方法も思案中）

ダウンロード形式を採用したのは、電波が届かない状況下でもスムーズに視聴ができるようにとの配慮から。再生映像はワンセグ程度（320×240程度）に抑えてあり、横向きにしてのフル画面視聴もできないのですが、そこは制作したユビキタスの担当者さん曰く、大人の事情ってことでご勘弁を。iPhone版は鋭意制作中だそうです。

ちなみに今回、樋口さん初のテレビドラマ制作であり、映画と違って非常にタイトなスケジュールの中、移動途中を利用し、iPadで編集のチェックをされていたんだとか。「ノートパソコンよりもはるかに起動が速く、最終的に寝落ち寸前まで見ていられるという、iPadは身を削って作業するにはもってこいのパートナー」と樋口さん。iPadで観るときにどう観えるか、という今までとは違うことを確認しながら制作されたそうで、単なる簡易アプリではないんですねー

本誌『樋口真嗣の暮らしの手帖』では7月21号から、制作に至るまでの経緯を数回に渡って掲載。ほかでは読めない樋口総監督の心情や怪獣映画界の葛藤などについて書いてくれておりますのでそちらも是非、お楽しみに。

「テレビから7日、宇宙（BS-TBS）からは10日（深夜27時）、ネットワークからは7日。いろんな方向から総攻撃をかけようと思っています。応援よろしくお願いいたします！」

【追記】7月6日現在、米Appleのアプリ審査待ちにより、事前に配信できない可能性が出てきました。MM9視聴アプリは米Appleの審査が終了次第、AppStoreからダウンロードできますが、対応として第１話はiPad限定のストリーミング配信を実施します。→　http://mm9.tv/

※iPad以外の端末からは視聴できない仕様です。また、同時アクセスが集中した場合、快適に視聴できない場合もありますが、次話放送までは何度でも視聴可能です。

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『ＭＭ９－MONSTER MAGNITUDE－（エム・エム・ナイン）』
http://www.mbs.jp/mm9/

描かれるのは【日常】　違うのは【M】と共存する歴史

『MM9』は山本弘氏による同名SF小説を原作とした特撮TVドラマ。台風のように特異生物“M”(モンスター)が時々存在する現代が舞台で、主役となるのは有数のモンスター大国・日本への上陸被害を最小限におさえるべく予測対処する、M対策のスペシャリスト集団"気象庁特異生物対策部"、略して"気特対"と呼ばれる公務員の面々。彼らはモンスターと戦わないという点で、非常に新しいドラマに仕上がっています。

脚本を手掛けるのは『機動警察パトレイバー』の伊藤和典さんということもあり、キャラクターひとりひとりが非常にユニークです。ちなみにナレーションはなんと『ウルトラQ』や『ウルトラマン』で有名なあの人。そのほかにも特撮ファンであれば見逃せない仕掛けや台詞にニヤリとすること確実です！（ピエール瀧さんも登場予定）