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iPhoneとiPadでファイル交換するiPadアプリに惚れた!

2010年06月25日 12時00分更新

ClipTwin Copy & Paste HD

『ClipTwin Copy & Paste HD』
バージョン:2.0
App Store価格:115円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 iPhoneで撮った写真をiPadで見たい! とか、iPadのキーボードで入力した文章をどうしてもiPhoneからメールしたい! とか。外出先などでiPadがネットにつながらない状況だと、この程度のことをするのもひと苦労だよね。

 となると結局、Bluetoothでファイルのやり取りをするしかないのは、まぁいいとして。手軽で分かりやすく、1本でiPadにもiPhoneにも対応する、そんなアプリはないかなぁ、てときに見つけたのが『ClipTwin Copy & Paste HD』(以下、ClipTwin)というアプリ。

 文字どおり、送る側と受ける側、2つのクリップボードを活用するツールで、このアプリを使うと、写真や文章をワイヤレスで相手のクリップボードへコピーできるようになるのだ!

 早速、iPhoneで撮った写真をiPadへ送ってみよう。あらかじめiPadとiPhoneの双方にClipTwinをインストールし、双方のBluetoothをオンにしてから、ClipTwinを起動しておいてね。ちなみにBluetoothのペアリングは不要。ただオンにするだけッス。

検出したデバイスが表示される!
これでどこに転送するか間違えない!

 ClipTwinを起動すると自動的に相手が検出され、下部に端末が現われる。おぉ! iPadからiPhoneがちゃんと見えてるぞ! 上半分が現在のクリップボードの内容。まだ何もしてないので空白ッスね。

たとえばiPhoneから写真を送ってみよう
こちらはiPhone 3GSの画面

 iPhoneで“写真”アプリを開き、iPadへ送りたい写真をコピー。

iPadに写真を転送!
画面下のデバイスは転送先ね

 続けてiPhoneでClipTwinを起動し、下部のiPadをタップ。たったこれだけの操作でさっきコピーした写真をiPadへ送信できる!

ファイルが届いた!
こちらはiPadの画面

 再びiPadに戻りしばらくすると、写真を受信するか訊かれるので、迷わず“Yes”をタップして受信しよう。

クリップボードに表示されれば完了
全体的なアナログ感覚がいいですね

 すると、iPhoneから送った写真がニュルニュルっと現われ、これまで白紙だった画面上部のクリップボードへ吸い込まれるように貼り付けられる! これほど分かりやすいインターフェースが、今までにあったろうか? ってぐらい単純明快。機能には関係ないけど、クリップボードに貼り付けられる際、一番上のクリップが一瞬開くあたりにも作者の強いこだわりを感じる。

タップで保存しましょう
このあたりは他アプリの操作と一緒です

 クリップボードに貼り付けられた写真は、タップすることで簡単にカメラロールへ保存できる。あとはiPadの大画面に表示するなり、まわりのみんなで見て楽しむなりご自由に! ちなみに、この写真は本体のクリップボードに貼り付けられているので、メール本文を開いて直接貼り付けることなどもできまっせ。

大きい画像は画質が変更される場合も
気にならない程度ですが、念のため

 iPhone 3GSで撮った写真を送ると、画質を落としましたよ、という内容のメッセージが表示されることがある。実際に転送された写真を確認したところ、写真のタテヨコサイズは元の写真と変わらず、ファイル容量のみが1.6MBから1.3MBへと間引かれただけだった。写真の見た目はほとんど変わらないので、出先で転送して見るぐらいなら問題ないレベルと言っていいッス。

今度はiPadからiPhoneにテキストを転送
iPadの方がテキストは見やすいですけどね

 同じ要領で今度は、iPadで書いた文章をiPhoneへ送ってみよう。メモなどで入力した文章をコピーしてからClipTwinを起動し、下部のiPhoneをタップするだけでいい。iPhoneへ送ったテキストは、iPhone本体のクリップボードに貼り付けられるので、メール本文などに貼り付け、その場で送信することができるぞ。

動画ファイルも転送できます
iPhone4が発売されたら、iPhone 3GSがCAMになるわけですね

 写真や文章だけでなく、iPhoneで録った動画もiPadへ送れる。手順は写真などとまったく同じ。パケ代がかからずうれしいね。

 今回は外出先での使用を想定してBluetoothを使ったけど、実はClipTwinは無線LANでのコピペにも対応済み。自宅や職場に無線LANが整っていれば、そっちを使った方が速く転送できるよ。

実はMacにも簡単に送れるんです
くっ、そろそろMac買わないとダメか

 ClipTwinでコピペできるのは、iPadやiPhoneの間だけじゃない。パソコンのクリップボードからiPadやiPhoneへ、あるいはiPadやiPhoneのクリップボードからパソコンへもコピペできる!

 残念ながら、対応するパソコンは今のところMacのみだけど、Macのクリップボードへコピーした内容は、ツールバーのアイコンから機種名を選ぶだけで簡単に転送できて、使いやすいよ。

 逆に、iPadやiPhoneからパソコンへコピーした内容は、パソコンのクリッブボードに貼り付けられるので、あとは必要に応じてテキストエディターやデスクトップなどへ貼り付ければいいだけ。とっても簡単ッス。

 ただし、iOS4へアップデート済みのiPhone 3GSで撮影した動画は、ClipTwinに動画として認識されなかった。このあたりは今後の対応待ち、といったところかなぁ。

 でも、今のところ、iPadやiPhone、パソコンの間でデータをサクッとやり取りするなら、これほど分かりやすいアプリはほかにないぞ!


『ClipTwin Copy & Paste HD』
App Store価格:115円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) 2010 Intellicore Services iPhone
・ダウンロードはコチラをクリック!
※このアプリはiPhoneとiPadの両方に対応しています

その他のアプリの記事はコチラ
・iPhone&iPadアプリレビュー

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