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人生の読書量がアップするiPhoneアプリに惚れた!

2010年06月01日 12時00分更新

Sokudoku~速読訓練~

『Sokudoku~速読訓練~』
バージョン:1.70
App Store価格:230円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 “人生の読書量”ってかなり大げさだけど、一生に読む本の量って、結局、読書スピード×費やす時間の総量。だから、一生のうちにより多くの本を読みたければ、スピードか時間のどちらか、あるいはどちらもをアップさせるしかないんだよねー。

読書量=読むスピード×読書時間

 当たり前だけど、一生の時間って限りがあるから、たくさん読みたければやっぱり読むスピードをアップさせるしかないよな。

 “速読”というと、正直なんだかうさん臭いなぁ、って人いるでしょ? 実は筆者もそう。でもこの『Sokudoku~速読訓練~』(以下、Sokudoku)アプリは、その手のハウツーものにありがちなウンチクや、長ったらしい前置きがない。実際に読書をしながら、ゲーム感覚で速く読めるようになるぞ!

起動したら、すぐに始められる
目にやさしいセプア配色

 初めてSokudokuを起動すると、いきなりこのような画面が表示される。まずは己の実力を知るために、現在の読書スピードを測定してみよう。左下のアイコンをタップ。

ツールバーを表示させよう
メインメニューのようなものです

 ツールバーが下からせり上がってくるので、左下の“測定”をタップ。

スタートしたら普通に読んでいこう
すべてを理解しようとすると進まないので注意

 ツールバー右から2個目のアイコンがストップウォッチになっていて、タップすると測定開始。再度タップすると測定終了。

タイムアップ! 何文字読めた?
スコア狙いよりもコツをつかもう

 画面の任意の場所をタップしてページをめくる。適当なところまで読み、再度ストップウォッチアイコンをタップすると測定結果が表示。なるほど、これが己の実力というわけか。

まずはおすすめ設定からチャレンジ
表示内容は速読せずにジックリと読もう

  自分の読書スピードが分かったところで、いよいよ速読の訓練だ! とはいえ、一体どうやって訓練するかなんて分からないよね。このSokudokuはありがたいことに、速読初体験の人用に最適な設定がプリセットされてる。測定結果の画面左下のアイコン→“情報”→“速読のススメ”→“初級者おすすめ設定”→“訓練”をタップすると、ワンタッチで速読の訓練に最適な設定に切り替えられる。

表示量を減らして情報を把握しやすくする
この程度なら絵本と一緒で一気に頭に入るね

 文字が大きく、読みやすくなったね。今度は先ほどと違い、一定のペースで読み進めていく。下部右から2個目のアイコンをタップして自動ページめくりをスタート。テンポよくパッパッと読めるようにするのが速読訓練の第1歩だ!

読むべき行だけハイライト
2行目に表示が変わった
ルビまで読むとペースダウンするかも

 ピッピッというアラーム音がペースメーカーとなり、文章が1行ずつテンポよく表示されていくよ! 1文字ずつ読むというよりも、全体をひとつのイメージとして捉えるようにするのがコツ。しおりを挟む機能はないけど、途中でアプリを終了させても、再度起動すれば先ほどの続きから読めるので心配ないよ。

設定を変更して無理なく進めよう
配色をコロコロ変えると成長度合いが分からなくなるよ

 ちなみに、訓練で使える素材は青空文庫にある文学作品。『蟹工船』や『手袋を買いに』など14冊がプリインストールされるほか、ツールバーの“設定”→“本選択”→左上の“+”で簡単にダウンロードできる。

 もちろん、文字サイズや背景色といった見た目のほか、速読訓練の際に表示される行数や、表示が切り替わるスピードなども変更できまっせ。慣れてきたら、一度に表示される行数を増やしたり、文章が切り替わるスピードを少しずつアップ。

自分でもテキスト入力できる
ラノベ的なものだと、速読力の違いが実感できる

 自分で入力した文章や、インターネットにアップロードしたテキストファイルを、直接ダウンロードすることも可能! おかげで、いつも新鮮というか、単に青空文庫リーダーとしても使える。

設定画面の続き
Twitterアカウント入力キタ!

 慣れてきたらペースメーカーのアラームを鳴らさないようにするとか、やっぱり縦書きの方が読みやすいという場合は、設定画面を下にスクロールすることで設定を変更できる。画面ロックを一時的に解除してくれるのも気が利いてますな。ちなみに、iPhoneを回転させてもヨコ向き表示にはならない。

もちろん、Twitterに対応
Twitterでつぶやくボタンですね

 速読とはあまり関係ないような気もするけど、設定の画面でTwitterアカウントを入力しておくと、下部左から2個目のアイコンをタップしたときに、右端にTwitterアイコンが表示される。

テキスト内容をそのままつぶやける
どう使うかはキミの手で!!

 タップで、今、画面に表示されてる内容を、ハッシュタグ付きでTwitterへ投稿できる。速読訓練の孤独を紛らわすのにいいかも。

速読力を鍛えるミニゲーム入り
動体視力などを鍛えよう

 文章を読むのに疲れたら“ミニゲーム”で息抜きしよう。

画面全体を一気に把握するゲーム
横画面のほうがやりやすいなぁ

 一度により多くの文字を読み取る能力を強化したい場合は“周辺視野拡大ゲーム”がオススメ。数字は一瞬しか表示されないので、イメージを焼き付けるようにしよう。一番大きいものをタップすると、正解かどうかを判定してくれる。

目の移動速度を高速化させるゲーム
目の筋肉をビルドアップ

 視線をすばやく動かせるようになりたい場合は“眼球移動訓練ゲーム”がオススメ。スピード調整なども可能ッス。

記憶力を高めるゲーム
このゲームは根幹の部分に関わるだけに負けられない

 こちらは3択のクイズ形式で、楽しみながら訓練できる。

 実は筆者、これまでずっと速読に興味はあったんだけど、どういう風に読めばいいのかさっぱり分からなかったんだよね。でもこのSokudokuのおかげで、ようやくコツがつかめたぞ。

 使い始めてまだ1週間ほどしか経ってないんだけど、訓練前の読書スピードは1分約1800文字だったのが、訓練後は約2600文字と確実にアップしてるのが実感できるほど。というと、うさん臭いと思われるけど、マジだから。

 考えてみると、iPhoneみたいなツールこそ速読訓練に適してるのかもね。ページを自動でめくれるし。なるべくたくさん本を読みたいと思ってる人はお試しあれ!


『Sokudoku~速読訓練~』
App Store価格:230円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) zuvola
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