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デジカメだけでUstreamに配信ができる 『CEREVO CAM live! 』が発売開始

2010年05月26日 16時00分更新

  アキバ発の家電ベンチャーCerevoが自社製Wi-FiデジカメをUstream対応化し、外装をリニューアルした『CEREVO CAM live! 』を発売開始した。同社によれば、Ustream対応のデジカメは世界初という。価格は1万9999円(税込)で、同社直販サイトとAmazon.co.jp、楽天市場から購入できる。なお、昨年発売された旧モデル『CEREVO CAM』でも無償のファームウェア・アップデートにより新機能のすべてを利用可能。

CEREVO CAM live!  
↑表面がマット仕上げになり、旧モデルよりちょっと大人っぽい外観になった『CEREVO CAM live! 』。

  ハードウェアのスペックは初代『CEREVO CAM 』と同様で、900万画素CMOSセンサーと固定焦点(35mmフ換算で焦点距離約42mm)のレンズを搭載。サイズは120(W)×60(H)×16(D)ミリで、重さはバッテリー込みで約117g。1回の充電で約300枚が撮影可能で、付属ACアダプターで給電しながらの撮影もすることができる。

CEREVO CAM live! 正面
↑全面にはレンズ、フラッシュ(有効範囲約4m)とマイクを備える。
CEREVO CAM live!  背面
↑背面のボタンは十字キーと2つのみ、というシンプルな構成。

  『CEREVO CAM live! 』の最大の目玉“Ustream配信機能”ではUstreamのアカウントを取得し、CEREVOが運営するウェブサイト“CEREVO LIFE”上で簡単な認証を済ませれば、後はすべてPCレスで配信が行える。

↑CEREVOの岩佐氏にUstream中継の方法を解説していただいた。(映像中のノイズは撮影環境によるものです)

   映像の一時停止と再開をインターネット経由で行なうことも可能。PCのみならず、スマートフォンや携帯電話にも対応しているので、部屋の隅に置いたカメラを席に座ったまま席から動かずにコントロールする、出先から自宅の定点観測カメラを起動する、といった使い方ができそうだ。また、一時停止を行なった際は、あらかじめ用意した画像(JPEG)が表示されるので急な切り替えでも視聴者を戸惑わせることがない。

ネットワーク経由でのON/OFF
↑配信中の映像をモニター(右)で確認中。ケーブルを気にする必要がないので、実際はモニターから離して思いのままの位置から撮影することもできる。
一時停止画像
↑トークセッションでオフレコにしたい会話がある時などに重宝しそうな一時停止と画像表示機能。

 記録メディアとして32GBまでのmicro SD/micro SDHCカードに対応しているので、こちらに録画する場合はHD (720P)や、WVGA(800×480)での撮影が可能。また、シャッターボタンをシーンごとに押すだけで、複数の動画を繋いだ1本の動画を撮影して行く機能が搭載されており、編集ソフトを使わなくてもテンポの良い映像を作ることができる。しかも、こうして撮影された動画や画像はCEREBO CAMシリーズの特徴である“オートアップロード”機能によりカメラが自動的にYouTubeやFlickerへ投稿してくれる。自分は好きなものを撮っているだけでそれが全世界に向かって配信されて行く、というのは同シリーズの大きな魅力だ。

■『CEREVO CAM live! 』で撮影した動画のサンプル■

 『CEREVO CAM live! 』は通常版のほか、ワイドコンバージョンレンズとmicro SDHCカード 4GB、カメラ固定用の専用ミニ三脚をセットがセットになった“USTREAMセット”(税込2万1999円)やイーモバイルのPocket Wi-Fiの契約とセットで購入することで1円になる “Pocket Wi-FiつきUSTREAMセット”がある。

CEREVO CAM live!  Ustreamセット
↑ 狭い場所から中継をする際に役立つワイドコンバージョンレンズが入った“USTREAMセット”は自宅から気軽に中継を試してみたい人向けの内容。

 『CEREVO CAM live! 』は撮影にしても、配信や共有がとにかく手軽にできるのが魅力。シンプルなだけに、使い手の創意工夫次第では思いもよらない楽しみ方がみつかるかもしれない。Ustreamのみならず“発信する”ということに興味を持った人に是非ともお勧めしたいアイテムだ。

『CEREVO CAM live! 』公式サイト

 

 

 

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