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レトロな映像を3GS単体で作れるiPhoneアプリに惚れた!

2009年12月01日 00時00分更新

Vintage Video Maker

『Vintage Video Maker』
バージョン:1.0.0
App Store価格:350円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 2009年9月に発売されたiPod nano(第5世代)は、さまざまな(15種類の)視覚効果を適用して動画を撮影できる。なんだかとっても楽しそうだよねー。

 いいなぁ、っていうか、なんでiPhoneじゃできないの?>視覚効果

 と地団駄踏んでたら発見! 『Vintage Video Maker』というアプリを使うと、iPhone単体で動画に視覚効果を付けられるようになるぞ!

ここから各項目の設定をする
文字もクラシックならよりいいのにね

 上部の項目で選んだ視覚効果を、下部の項目で動画に適用するという流れ。撮影済みの(カメラロールにある)動画でもオーケーだ!

ここがメインの視覚効果設定
作例が大きく変わるので全部試してみよう

 視覚効果(最初の画面にある“Effect”)はレトロな3種類から選択可能。(上から)モノクロ、8ミリフィルムふう、1920年代の映画ふう。

処理時間を左右する画質設定
テストはLow、本チャンはHighとかね

 画質(Quality)は低中高の3種類から選択可能。画質が高くなるほど処理にも時間がかかる。試しにiPhone 3GSで同一の動画を異なる画質で処理してみたところ、低画質にするのにかかった時間を1とした場合、中は4倍、高画質は7倍の時間がかかった。低画質の場合、10秒の動画を約10秒で処理できるので参考にね。

雰囲気を左右するBGMの設定
ラッシュっぽいとか、サイレントムービーっぽくなって楽しいゾ

 サウンド(Sound)は5種類から選択可能。(上から)元動画の音声、オリジナルピアノ1、同2、映写機の音、無音。

コマ数ではなく再生速度設定
このアプリだと等速が遅く感じるのが不思議

 再生スピード(Video Time Scale)は4種類から選択可能。特に1920年代の映画ふうの視覚効果を選んだ場合は、再生スピードを2倍、3倍に設定すると、それらしい映像になるよ。ちなみに元動画の音声は、再生スピードが1倍の場合にのみ選択できる。

これで加工が完成! カンタン!
Yesで再生されるので、時と場所と音量に注意だ!

 設定が済んだら、最初の画面下部の項目をタップし、撮影する(撮影した)動画に視覚効果を適用する。しばらくすると処理が終わり、処理された動画はiPhoneのカメラロールに保存される。処理直後の画面で“Yes”をタップするとアプリを切り替えずに動画を再生可能。

 いったいどんな映像になるのかって? ではこちらの作例をどうぞ!

作例1 20's Movie

 1960年代に流行った8ミリフィルムみたいな、ザラッとした質感。


設定内容
視覚効果 8ミリフィルムふう
画質
サウンド 映写機の音
再生スピード 1.5倍

作例2 60's Home Video

 チャップリン時代の映画みたい。どことなく動きがコミカル。


設定内容
視覚効果 1920年代の映画ふう
画質
サウンド オリジナルピアノ1
再生スピード 2倍

作例3 Black & White

 無声映画みたいッスね。フィルムの劣化エフェクトはありません。


設定内容
視覚効果 モノクロ
画質
サウンド 無音
再生スピード 3倍

 どう? フィルムの劣化具合とか、古い映像にありがちな早回し感とか、なかなか雰囲気のある映像が再現できてると思わない?

 視覚効果の種類が少なかったり、iPodの曲を選べないといった不満もあるけど、あてもなくダラダラ撮ってきた動画が、視覚効果を付けるだけで、それなりに見えてくるからおもしろい! なにより、iPhone単体で味のある動画が作れるなんて楽しすぎるぞ!


『Vintage Video Maker』
App Store価格:350円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) 2009 MacPhun LLC
・ダウンロードはコチラをクリック!

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・iPhone&iPadアプリレビュー

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