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Gmailをプッシュ通知可能なiPhoneアプリに惚れた!

2009年08月25日 18時36分更新

PushMail

『PushMail』
バージョン:1.1
App Store価格:350円
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

 iPhone 3GSは何種類ものメールサービスに対応してるけど、その都度メールが送られてくるプッシュ配信に対応しているのは『MobileMe』(年額9800円也)と『Yahoo!メール』(日本のではなく米国Yahoo!のアカウントが必要だけど)、『Microsoft Exchange』対応メールサービス(これは1度に1種類しか設定できないんですよね)の3つだけと、案外、選択肢が狭いんです。

 もちろん、MMSやiPhone専用のEメール(i)といったケータイメールならメールは自動で配信されるけど、さすがにケータイメールをメインのメールアドレスにするのは心許ないし。

 というか、すべてのメールをGmailで一元管理してる筆者としては、ぶっちゃけGmailをプッシュしてくれるアプリが欲しくて欲しくてたまらない! なぜそんなに欲しいのかと言うと、不要なメールを2度削除しなくて済むからです。

 と言うのも、筆者はこれまでずっと、Gmailの新着通知だけのために、Gmailで受信した新着メールをYahoo!メールやEメール(i)に転送する方法をとってきた。けどこの方法だと、メールが物理的に2通になってしまう(メインのGmailにはコピーを残す設定にしている)ため、どうしても不要なメールを2度削除する必要が出てきちゃうんだよね。

 日々大量のメルマガなどを受信しまくっている身としては、削除作業が半減するだけで大助かり。という意味で、今回紹介する『PushMail』はまさに救世主と言える存在なんッス!

 これ、アプリを購入すると取得可能になる自分専用メールアドレス(任意のユーザー名@dopushmail.com)宛てに、Gmailなどのメールを転送するように設定しておくことで、新着メールの概要をプッシュ通知で知らせてくれるという代物。Gmailに限らず、転送可能なメールであれば基本的にどんなメールでも利用できる間口の広さが素敵。

 メールそのものをプッシュ配信するのではなく、新着メールの件名や差出人をプッシュ通知するだけなので、今まで苦痛だったメール削除の二度手間から完全に解放されましたよ! やったぞー!!

 ちなみにメールそのものは標準搭載アプリの『メール』などでいつもどおりに受信すればよく、何も変更する必要はなし。筆者的には、管理するメールがGmailひとつになっただけでもう夢みたいッス!

プッシュメールだけに通知はオンにしたい
設定画面に登録されるアプリも少なくないので、操作不明の場合はこちらからどーぞ

 PushMailをインストールしたらまず、“ホーム画面”→“設定”→“通知”が“オン”になっていることを確認。必要に応じて、PushMailの“警告”(これをオンにしておくとメールの件名などがポップアップ表示される)と“サウンド”(同じく、新着メールが来るたびに“ピン”という効果音が鳴る)を“オン”にしましょう。

専用アカウントを所得しよう
最近、専用アカウントがいるアプリがありますが、便利になるんだから登録は我慢だ

 PushMailを初めて起動したら、任意のユーザー名とパスワードを入力後、“Register”をタップしてPushMailのアカウントを作成してね。成功すると自分専用のメールアドレスが画面上部に表示される。

Gmailを転送するように設定
××は所得したアカウント。メメとかでもありませんよ

 Gmailの転送設定例。アカウント登録画面で発行された“@dopushmail.com”というメールアドレスを入力後、設定を保存すればオーケー。

通知は内容とともに表示される
エロSPAMだと、表示されるのが恥ずかしいけど、慣れですかね

 以後、画面をスリープにしていようが、待ち受け画面を表示していようが、新着メールが来るたびにポップアップ画面が表示されますよ。ここで確認できるのは差出人、件名、本文の一部。対応言語は英語のみとなってるけど、日本語も文字化けせずにちゃんと読めるのが◎。“ピン”という通知音も鳴るし、マナーモードにしている間はバイブが振動するので、新着メールにはスグに気付きますぜ。

アプリ起動中でも通知を知らせてくれるので見逃さない
Twitterのフォロー通知で、一日ブルブルしっぱなしな人、少なくないのでは?

 他のアプリを使っていても新着メールは通知される。ヨコ画面でもご覧のとおり、メールのおよその内容が分かるのは便利ですな。ゲームに熱中してても、大事なメールに返信するかを判断できます。

 プッシュ通知ということで、取りこぼしなく正確に通知されるかが気になるところ。しばらく様子を見てみたところ、メール100通のうちプッシュ通知されたのは76通。約4通に1通は取りこぼされた計算になるので、重要な仕事のメールをチェックしたい人は、アプリ自体がもうちょっと安定するまで様子を見た方がいいかもしれない。

 また、転送されたメールがどこにいくのかも不安なところ。開発元によれば、転送されたメールは、プッシュ通知に必要な最低限の情報(件名や本文の一部)のみを利用し、それ以外の情報は保存したり、蓄積したりはしていないとのこと。まぁこれは確かめようがないので、機密性が高いメールは転送しない方が無難かと。

 今のところ、ホーム画面のアイコンの右肩に表示される“バッジ”には未対応。移動中や会議の間など、しばらくメールチェックができないときは、せめて新着メールが何通来てるかだけでも知りたいよね。今後のアップデートに期待ッス!


『PushMail』
App Store価格:350円
(価格は記事掲載時点のものです)
(c) 2009 Simon Patarin
・ダウンロードはコチラをクリック!
※このアプリはiPhoneとiPadの両方に対応しています

その他のアプリの記事はコチラ
・iPhone&iPadアプリレビュー

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