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運動中、声で励ましてくれるiPhoneアプリに惚れた!

2009年08月11日 16時44分更新

Nike + iPod『Nike + iPod』
※iPhone 3GSに内蔵
※『Nike + iPodセンサー』(実売価格2200円前後)が別途必要

 MMSから連絡先まで、iPhone 3GSの標準アプリは21本。てのは大間違い! もう1本隠しアプリがあるって知ってた? それが『Nike + iPod』。 たまに設定画面は見るように。アプリの設定が出来たりするよ

 ホーム画面→“設定”で“Nike + iPod”を開き、“Nike + iPod”を“オン”にすると……

ナイキのマークが登場しました!
ナイキプラスと読みます

 ホーム画面の2枚目に『Nike + iPod』というアイコンが出現したぞ! これはもう使ってみるしかない!

 でもこれだけじゃまだ使えないんだなぁ。

 実はこのアプリ、別売の『Nike + iPodセンサー』を併用することで、運動時(ウォーキングやランニング)の消費カロリーや経過時間などを、音声でリアルタイムに教えてくれるというもの。

 早い話、Nike + iPodセンサーを買う必要があるンス。

 ただし、iPhone 3GSはレシーバー内蔵なので何も取り付ける必要はなく、センサーからiPhone 3GSへのデータ送信も2.4GHz帯(の独自通信規格)を使ってワイヤレスで行なわれるので、とても手軽。

 要は、iPhone 3GSと一緒にセンサーを持ち歩くだけでいいってこと。

 ちなみに、センサーはバッテリーを内蔵してるんだけど、バッテリー交換ができない。ので、バッテリーが切れたらセンサーごと買い替えとなる。つまり、センサーは使い捨て。とはいえバッテリーの寿命は約1000時間ほどなので、毎日1時間使っても約3年は持つ計算ですよ。

 あと、センサーは圧電型加速度計を搭載してて、より正確に測定したい場合は靴底にセンサーをセットできるタイプの対応シューズを買いそろえる必要がある。けど筆者の場合、パンツのポケットにセンサーを放り込んだ状態でたいした誤差なく測定できてる。最初から対応シューズを買いそろえるのではなく、しばらく様子を見ながら、必要ならあとで買えばいいんじゃないかな。

センサーとの接続儀式は激カンタン
赤いのが別売のセンサーの形。これを通常は対応シューズに仕込む

 初めに、最初の設定画面で“センサー”をタップし、画面の指示に従ってNike + iPodセンサーをiPhone 3GSに認識させる。センサーの電源管理は自動で行なわれるため、電源オンオフを意識する必要はない。運動する場合は、ただセンサーを持ち歩くだけでいいので楽チン。

 いよいよ運動。ちょっとウォーキングでもしてみよう。

設定したカロリーを消費するまで、なんてのもある
目的別だけど、カロリーは結構つらいぞ

 Nike + iPodを起動したら、“ワークアウト”タブで消費カロリーや距離など、目標を4種類の中から選ぶ。あとで繰り返し使うパターンは“マイワークアウト”タブで作成しておくと便利。

音楽と音声が流れたらスタート
『炎のランナー』とか『ロッキー』的なものはその気になります

 目標の種類に応じて消費カロリーの数値や距離を指定し、続けて本体にある曲の中からBGMを選択。緑色の再生ボタンをタップすると“ワークアウトを開始しています”というアナウンスが流れ、測定が始まる。画面はスリープにしてかまわない。

取り出さずに操作できるのは心臓にやさしい
これほど落としたら凹む端末はそうそうないよね

 画面が消えているときにホームボタンを1回押すと、その時点の消費カロリーや距離などを音声で読み上げてくれる。運動中、いちいちiPhone 3GSを取り出さなくても状況が分かるのは便利ッスね。

 また、例えば消費カロリーを測定している場合、目標値が100キロカロリーだとして、50キロカロリー消費した時点からあと40キロカロリー、あと30キロカロリー、といった具合にカウントダウンで読み上げてくれる。励まされてるようで、なんだかうれしい。運動しながらいちいち画面を見なくていいので助かる。

再生する曲は自由に変更できますよ
PowerSongの選曲を失敗するとミスファイアを起こすので要注意

 曲を変えたい場合、読み上げ画面でホームボタンを2回押すと、このような画面に変わり、曲送りなどが可能になる。ちなみに、オレンジ色のボタンをタップすると、テンションの上がる曲(最初の設定画面で“PowerSong”として事前に指定した曲)をすぐに再生できる。ラストスパートかけるときに便利ッス。

iPhoneだから、通話することも可能であります
iPodと書いてあるけれど、iPhoneにも対応。もち電話も可能

 運動中に電話を受けたり、こちらから電話をかけることも可能。通話中は測定が自動的に中断される。上部の赤いバーをタップして選曲画面に戻り、再生をタップして測定を再開する。

終了の合図は「おつかれさまでした」
この声を聞くために走るようなものです

 目標値に到達すると「おつかれさまでした」というアナウンスが流れる。そのまま運動を続けることもできるが、運動を終了すると、そこまでの運動データを画面表示とともに音声で読み上げてくれる。

ログが残るので毎日続ける意欲が湧きがち
日記は三日坊主になるけれど、自動生成されると継続しますね

 過去の運動データは“履歴”タブでチェックできる。

平均ペースのデータ画面
1キロ何分かかったか、というのが一目瞭然

過去のデータと比較することもできる
サボるとグラフも凹むが気分も凹む

今までの測定回数と、目標回数までの残りが分かる
残り回数が多いと挫折しがちなので、小さなことからコツコツと

 運動データの閲覧はiPhone 3GSでも可能だが、PCサイト『nikeplus.com』を使った方が全体を把握しやすい。アップロードされたデータは走行ペースや達成率などさまざまな視点でグラフ化できる。

データはiTunes経由でアップ!
32GBだと、結構、白い部分が多いです

 iTunesの“Nike + iPod”タブでnikeplus.comのところにチェックを付けておくと、iPhone 3GSをiTunesに接続したときに、運動データが自動的にnikeplus.comにアップロードされるので便利ッスよ。

iPhoneだけで完結しないというオチはありますが
なんでもiPhone 3GSでやりたいよね!

 残念なのは、iPhone 3GS単体で運動データのアップロードと、モバイルサイトの閲覧ができないこと。モバイルサイトは英語版のみ対応のようで、日本のアカウントではログインできない。これができれば文句ないんだけどなぁ。

 とはいえ、運動しながら、どの時点で目標を達成できたかを音声で教えてもらえるのはとても明解で気持ちがいい。やはり使ってみてよかった!


『Nike + iPod』
※iPhone3GS、iPhone4に内蔵
※『Nike + iPodセンサー』(実売価格2200円前後)が別途必要

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・iPhone&iPadアプリレビュー

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