2009年02月03日05時00分

【実録】YouTubeに著作権違反と判断されるとどうなる?

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 YouTubeが著作権チェックに力を入れ、その管理をある程度自動化しつつあることは、ネット好きの人なら耳にしたことがあるマメ知識。しかし、実際に著作権違反と指摘された場合、どういう手順が待っているかは、ほとんど知られていません。

実は今回、幸か不幸か、週アスブログのとある動画の音楽が「著作権違反である」と誤認(おそらく)されるというトラブルが起こりました。

これはレポートするしかないでしょ、と使命感に駆られたのもつかの間、その後の「誤認の申し立て」をする際の煩雑さと、極めてシリアスな文面は予想外のものでした。

仮にダメな動画を上げちゃった場合、そのユーザーはどういう目に遭うのか(注:ウチは違いますよ)。気になる実録詳細レポートは続きをクリック!

【注】下記の記事については、アップルからiPhoto'09の機能説明に誤りがあった旨の連絡がありました。一連の経緯を追うため記事は残していますが、詳しくはこちらの完結編をご覧ください。

 まずは、コトの経緯を説明していきます。iPhoto'09のスライドショー機能を紹介する追加動画をYouTubeにアップロードしたところ、その事件は起きました。

Web担サカモト「ちょっとイトーさん、動画の音声が著作権違反って出てますけど? 」
イトー「え? iPhoto'09の付属曲ってロイヤリティーフリーのはずだけど?」

 画面を確認してみると、確かに、著作権違反の警告が表示されている。どうも、YouTubeではアップロードされた動画の音楽の内容を解析し、著作権データベースと照合しているようです。

 これから動画を公開するというのに、これは大問題。念のためアップルに確認してみると、やはり「iPhoto'09の付属音楽がロイヤリティーフリーであることは間違いない」という。となると、やはりこれは“著作権違反”の誤認の可能性が高い。

 さてどうするか。
 管理画面を見ていると、“著作権問題を解決する”というボタンを発見。

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すでに起きている問題を“解決”とはどういう意味なのか? 追っていくことにしました。

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ここでまず、驚きの一発目。誰が著作権管理している、どういう種類の音楽なのかが、非常に具体的に表示されています。

曰く、WMGというところがライセンスを持っている(と、YouTubeが主張している)楽曲が使用されているため、音声をミュートにする措置を取ったとのこと。ビッグ・ブラザーYouTubeはなんでもお見通しってことでしょうか。gkbrってやつですか。

単純に動画を削除したり非公開にするだけじゃない段階的対応になっているところが意外でした。気になるのはその下。“オーディオ入れ替え”という機能がある。なんでしょうか?

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なんて気の利いた機能なんだ。 違法(とYouTubeが認定した・・・・・・ってしつこいですね。でもウチが悪いわけじゃないのです)なBGMを使わずに公開できるように、YouTubeが用意したライブラリから新しいBGMを選択できるようになっています。

しかも、この動画の尺に近い楽曲を自動的に探す機能もある様子。やたらと充実していますねコレ。大抵の場合は、ここから別のBGMを選べば解決するハズ。

しかし、今回は誤認の可能性が高いので、YouTubeに「再審査してくれ」と伝える必要があります。そう、ナルホ堂よろしく“異議あり!!”をするのです。ブラウザーの“戻る”を押して、ひとつ前の画面にあった“異議申し立て”のリンクをクリックします。

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すると、この画面が出てきました。 要約すると、カジュアルユーザーが悪気なく著作権の違法使用をしてしまっているケースを想定して、「それは間違っています」と指摘する内容になってます。

個人的にキタのは箇条書きの一番下。

・私は動画を販売したり、収益を得ようとしていません。
 それは関係がありません。

・・・・・・ですよね。 「ぴしゃり」って効果音が聞こえてきそう。もちろんまったく正しい。ジャスティス。そして、さらに少しスクロールさせると・・・・・・

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“異議申し立てフォームに移動します”というリンクを発見。コレです。迷わずクリックします。

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さぁ、ご本尊が来ました。ポイントは、一番最後の入力ボックスです。おそらく法的な何かの意味合いがあるのでしょうか? YouTube側が用意した文面を、自分の手で入力せよというメッセージがあります。

“誤認または取り違えにより無効にされたことを確信しています”か・・・・・・確かに、確信してはいますし、異議申し立ての必須項目なので入力します。このあたりから、法律関係特有のちょっと怖い雰囲気が漂ってきました。“進む”をクリックします。

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期待どおり(?)、やはり来ました。
スパム的な申し立てを防止する意味もあるのでしょうが、虚偽の申し立てをした場合にアカウント解約などの処罰をする可能性がある、という断り書きです。サカモトと共に若干冷や汗をかきつつ、“申し立てを提出”ボタンをクリック。

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さらに重ねて確認のアラートが。まさに大事なことだから二度言う状態です。

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ということで、やっと異議申し立てを送信完了しました。今後、YouTubeからはどのような返答が返ってくるのでしょうか。

このトラブルが起こった原因を改めて推測すると、

・海外と国内とで、著作権ホルダーが異なるため誤認が起こった可能性
・YouTubeの著作権管理機能自体が、国内と海外を識別していない可能性

というものが考えられそうです。音楽を取り巻く著作権のややこしさについては、北米のiTunesStoreにある楽曲の一部が国内では買えなかったり、料金体系が全然違ったりなど、いまさら言うまでもないですよね。

iPhoto'09収録曲の日本国内向けの著作権管理になんらかのミスがあった、というケースは、超優秀なアップルのメン・イン・ブラック法務部に限っては万が一にも考えにくいことです。

いずれにせよ、非常に貴重な経験でした。
この問題になにか進展があれば、ブログにて順次報告していきます。
(イトー)

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