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【追記あり】ノキアが国内の民生向け端末から撤退

2008年11月27日 15時14分更新

ノキアからびっくりの第一報が飛び込んできました。
“ノキア、日本事業展開の見直し”と題したリリースによると、
「ノキアのラグジュアリー携帯電話部門であるVertu(ヴァーチュ)」以外の端末販売を打ち切る、という意味あいに読めます。

【追記】 国内完全撤退ではないのでタイトルをビミョーに修正。
さらにメーカー、キャリアの対応を一部確認できたので追記しておきます。

●ノキア
 パーツ供給(おそらくBtoB)などは従来どおり行なっていくため、ノキアジャパンとしての活動は継続。ただし、キャリアなどへの出荷業務は完全に終了する。つまり、今後登場する新製品については、日本投入はなくなる。発表済み製品の出荷については、キャリアとの話し合いを進めている最中のため、正確・正式な情報はまだない。

●ドコモ
 発表済み機種のE71を発売するかは、ノキアとの間で協議中。 何らかの方向性が決まってリリースを出すかも未定。
その後、E71の正式な発売中止リリースが出ました

●ソフトバンク
 11/28(つまり明日)発売予定のN82については、問題なく出荷す
E71については未定。もし、出す・出さないの方向性が決まれば、「何らかのアナウンスは出すことになると思う。」
ドコモに続き、同じくE71の正式な発売中止リリースが出ました

というわけで、ケータイ業界大騒動の原因となったリリース文面はクリックした先のページに。

2008年11月27日

ノキア、日本の事業展開の見直し

事業の焦点と優先順位を強化するために、ノキアは、 日本における携帯電話端末の販売及び販売活動を打ち切ります。
ノキアのラグジュアリー携帯電話部門であるVertu(ヴァーチュ)は  対象ではなく、引き続き日本での活動を強化していきます。
また、重要なグローバルR&D及びソーシング事業は引き続き 日本での活動を続けます。

ノキアの上級副社長であるティモ・イハムオティラ(Timo Ihamuotila)は 次のように述べています。
「現在の厳しい世界的な経済傾向の中では、日本独自の製品展開 のための投資を続けていくことは出来ない、との判断を下しました。
今後、日本ではグローバルR&D活動と、Vertu、ソーシング活動の 更なる発展に焦点を当てることになります。」

グローバルR&D、ソーシング及びVertuの日本での活動は継続して 行います。
ノキアにとって日本のR&Dセンターはとても重要な役割を果たしており、 グローバルの製品開発において不可欠な存在です。これらのR&Dの 活動は継続して行います。また、ノキアには重要な日本における ソーシング活動も続けて行います。ノキアのグローバルサプライチェーン戦略 において重大な役割を果たしている日本の製造メーカーは大事なパートナー であり、ノキアは今後もこうした日本のパートナーとワールドクラスの ロジスティックオペレーションを発展させていきます。

ラグジュアリーマーケットを対象とした、手作業で作られる特別な 携帯電話のVertuも引き続き日本での活動を続けていきます。

ノキアについて
ノキアは、モビリティにおける世界的リーダー企業として、インターネット 業界と通信業界の融合の転換と成長を推し進めています。ノキアは、 多種多様な携帯端末の製造と、サービスとソフトウェアの提供を通じて、 音楽やナビゲーション、ビデオ、TV、イメージング、ゲーム、ビジネス・ モビリティなどのエクスペリエンスを人々に提供しています。消費者向け インターネットサービスと、エンタープライズ・ソリューションやエンタープライズ・ ソフトウェアの製品群を開発し、発展させることに注力しています。
また、Nokia Siemens Networksを通じて、通信ネットワーク向けの 機器、ソリューション、サービスも提供しています。

ノキアについての詳細は、以下をご参照ください。
ノキア・ジャパンhttp://www.nokia.co.jp
ノキア・グループhttp://www.nokia.com

(イトー)

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