リコーは、ユニット交換式デジカメ『GXR』の新ユニット『A16 24-85mm F3.5-5.5』を3月下旬に発売する。予想実売価格は6万円前後。実売価格2万3000円のボディーと組み合わせると、約8万3000円前後。写真を“創る”ことを意識したハイアマチュア向けの製品だ。
最大の特徴は、有効1620万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したこと。『GXR』のレンズ交換式ユニット『A12』にも搭載しているが、APS-Cといえば、初級~中級デジタル一眼レフで搭載されるセンサー。その大きなセンサーで、画像のすみずみまで鮮鋭な解像力を実現しているという。35ミリ換算で24~85mmの焦点距離で、光学3.5倍ズーム。
↑ボディー装着時。デジタル一眼のようにレンズが外れそう、、、だが外れない。 |
また、2つの新機能を搭載。ひとつは、ダイナミックレンジ補正機構。白とびや黒つぶれを軽減する、最近のデジカメではおなじみの機能だが、これまでの2枚撮って合成ではなく、1枚撮るたびに補正をかけているという。合成するより時間がかからないばかりか、その補正具合も2枚合成タイプより上等とのこと。
もうひとつは、異なるISO感度の設定で3枚撮れるISOブラケット。暗所での撮影で頼もしい機能だ。
そのほかにも、高級コンパクト機『GR DIGITAL IV』に搭載した、新電子水準器も搭載。水平だけでなく、アオリ方向の傾きも検知できる。
↑写真は『GR DIGITAL IV』のもの。わずかな傾きも気になる建築物の撮影に役立つ。 |
オプションで、レンズにあわせて自動的に開閉する自動開閉キャップ『LC-3』をラインアップ。同梱ではなく、オプションなのがちと残念だが、風景や人物など気合いを入れて作品を創りたいときに活躍しそうな1台だ。
↑自動開閉キャップ。同梱だったらいいのになーと思う。 |
撮像素子 | APS-C(23.6×15.7mm)CMOSセンサー |
有効画素数 | 1620万画素 |
レンズ | 光学3.5倍ズーム、F3.5-5.5、35ミリ換算24~85mm |
液晶ディスプレー | 3インチ(約92万ドット) |
記録メディア | SDHCカード、内蔵メモリー(約86MB) |
サイズ/重量 | 113.9(W)×98.5(D)×74.7(H)mm/約550g(撮影時) |
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